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たとえばこんな物語  作者: にじいろけだま
11/13

こずちゃんを呼ぶお母さん

「うーん……」

 こずちゃんは空間のひずみの前で考る。

(おなかすいたし、お母さんの美味しいおやつ食べたいなあ)

 ジョーと扉の外を見る。

(この世界に残ってカード使ったりお花さんと会話したり歌ったりも楽しそう)

 悩むこずちゃん。


――……ちゃん


 誰かの声がこずちゃんの耳に届く。


――……ちゃん。こずちゃん。


「この声はお母さん!」

 こずちゃんは決意する。


「私帰るね」

「決めたのか」

「うん。お母さんの読んでる声が聞こえたの!だから帰るの!」

「そうか。気をつけて帰るんだぞ」

 元気に話すこずちゃんに、しっかり答えるジョー。


「あ、リュックどうしよう」

「背に乗っけろ。俺がレンのところに届けえてやるよ」

「ありがとう、ジョーさん」

「カードもツムジが集めてるって、風の便りが届いたぜ」

「ツムジさん……」

 お礼を言いに、外に出ようとするこずちゃん。

「おっと。帰るんだろ。だったらひずみだ」

 体を張って、呼び止めるジョー。

「ツムジには俺から、伝えとくよ」

「ジョーさん。ありがとう。カガミさんやランさんやセージさんにもよろしくって」

「ああ分かった。元気でな」

 こずちゃんはジョーと挨拶を交わし、手を振ってひずみの中に入っていった。


 ★


「こずちゃん、こずちゃん」

「……お母さん?」

「おはよう、こずちゃん」

「あれ?私、寝てた?」

「ええ。ぐっすり」

 こずちゃんが体を起こす。

 椅子にいる母の膝枕から起きる。

「どんな夢、見てたの?」

 目をこすっているこずちゃんに、母は優しく問いかけた。


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