27.
※初めての評価ポイントを、有難う御座います。文章の評価ポイント、ストーリーの評価ポイント、とても考えさせられます。今後のストーリー構成が、更に複雑になる為、作者の私自身がストーリーに振り落とされないか今から戦々恐々しております。後一週間以内に完結という目安で動いているので、取り合えずそこまでいけたら、完結した作品をまた推敲などして形を整えようと考えております。完結部分からストーリーを纏めることの方が作者は纏めやすいのです。めんどくさい整理の仕方ですが、完結を目標に進んでいこうと思います。有難う御座いました。
その時の俺は、そう思った。
優美のおばさんに、こんな時間まで娘を連れ歩くなんて!と激怒され、暫く優美とも会えなくなった。
俺は何かを忘れているような気がしていたが、それが”何なのか思い出せない”
俺の家は仏教ではないので仏壇は無いが、俺のかあさんの写真はリビングの棚のガラスケースの上に立てかけている。
ガラスのショーケースの中には、生前かあさんが大事にしていたらしい様々な大きさや表情のフランス人形がずらりと並べられ、俺を見つめ返す。
俺は人形が苦手で、リビングに長く居るのはどうも落ち着かない。早々に自らの二階の部屋に引きこもることにする。
父さんは今頃、ロスで楽しくやっているのだろう。
俺は、あまり手がかからないから安心して仕事に行けるといつも苦笑するように笑う父だ。
独身のようにのびのびとしていることだろう。
がらんとした部屋に一人でいても、俺はさみしいと感じたことは一度もない。
俺の部屋は何も世話をしなくともやたら植物が生き生きと育つため、なんとなく花屋でひきつけられた花や木を持ち込む度にわさわさと成長し、なんだか花や木がやたら元気なので、俺もさみしい感覚が薄い。
明日も学校だし、今日は疲れたから早めに休むか、と俺はベットに倒れこんだ。
その時だったと思う。滅多に鳴らない俺の携帯が鳴る。
pipipipi
「はい。父さん何?」
「……怜、母さんが居なくなった……」
「……は?」
祖母は、俺が10歳になったころ、突然、ロスに行くわ。と、言い、さっさとロスに飛び立ってしまった。それからずっとあちらだ。父さんなどは、久しぶりに母さんの手料理食べ放題だなととてもうれしそうだったはずだ。
「……いなくなったって……どういうことだよ?」
父は、外で電話をしているのだろう。何台も車が通過するような音が後ろでしている。
「……私にもわからないんだ。先程、母さんの家に訪ねて行ったら……家具が何もなかった。空き家だった。周りの人間に聞いても、皆、そんな女性は知らないというんだ。私は頭がおかしくなりそうだよ」
もう今日は遅いから、もう休みなよと父を苦労して説得した頃には深夜になってしまっていた。
俺はため息をついて、ベットに沈み込む。
「……一体なんだっていうんだよ」
俺は瞼に手を乗せて思わずそう呟いていた。




