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1話

目を覚ますと、そこは真っ暗な世界だった。

体は動かなかった、まるで体という物そのものが無い様だった。


(俺は確か…死んで、変な奴に会って…そういや、俺なんで死んだんだ?ちょっと待てそんな事より俺は…誰なんだ?)


自分の事が全てなくなっていた。

そんな、事実に呆然としていると、目の前に光る板のようなものがあった。

そんな板を見てみると、6つの模様の付いたそれぞれ色の違う四角い箱が3つ書かれていた。

その板を何気なしに触ってみると、その箱は転がり別の模様が現れた。

その模様を見たとき、何となくある数字を思い浮かべてしまった。


(数字の1、3、2…これは何を示すんだ?)


そんなことを考えていると、声が聞こえた。


『ダイスの変動を確認、生体のダイス1の目の効果起動…スケルトンナイトの体を取得。

スキルダイス3の目の効果起動…『鑑定』『魔力操作』『偽装』を会得。

身体ダイス2の目の効果起動…それぞれのステータスを上昇。

生体のダイスの目の変異を確認、スケルトンナイトからスケールグ・ナイトに変化します』


その時、視界がまた暗くなった。

しかし、さっきと違うところは、回りに何かが居るということ。

少しミシミシという音が耳に聞こえていた。

その時、空中に炎が揺らめき、明かりを灯していく。

そして明るくなった、部屋の中を見てみると、立っている大量の骸骨たちが…。


(…過剰な量のあり得ないものを、見ると逆に意識がはっきりするもんだな…)


そんなふざけたことを考えていると、大きな扉が開いた。

そこには、人と思わしき者たちと、それに護衛される美少女だった。

その美少女は周りを見渡してこう言った。


「これが、新しくこの町に来た人たち?今回は結構多いね」

「はい、護衛の人数が多少少なくなりまして…これだけの量の者たちを呼ぶことにしました」

「へ~、そうなんだ。どれ位の時間を、掛ければこの人たちと喋れるのかな?」

「それは、まだわかりませんが。約ひと月で、喋れるようになると思います」

「そうなの?楽しみだよ!」


楽しそうに話す美少女と、冷静に淡々と話す護衛、しかしこちらを見た瞬間目を見開いた。


「あ…れ…?召喚されるのってスケルトンナイト…だよね?」

「…そのはずですが…いえ、他国でこういう事例があった気がします。そこの者、ちょっとこちらへ」


俺は、一人の護衛に連れられ美少女の前に立ったのだった…。




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