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私は紙だ。  作者: とっすぃ
3/7

シャーロット・エリザベス・橘

「上から85.55.75トップとアンダーの差30、里田まい推定Eカップというところか!?」

私は紙だ。今は屋上から双眼鏡を使って女子の観察を行なっている。ちなみに言っておくが私はこんな軟派な奴ではない。いや、何を言っているんだ?ってつまりは中の私ウスバカゲロウ(仮名)は羽黒とんぼ(キャラクター名)とは非なるものだと伝えたい。

私ことウスバカゲロウは畏れ多くも女の子の観察などとてもできない日陰者だ。勿論じっくり観察したいしかしまわりの目やその他諸々がありきっと無理だ。そして何よりコイツのようにスリーサイズを服の上から完ぺきに言い当てるなんて芸当は私には無理だ。なぜ私はこのキャラなんだスケベというところしか合ってないではないか。


「おい!コラ!!」

私の腕から双眼鏡が奪われた。

「な〜にをやってるのかな???」

垢抜けたライトブラウンでロングヘアーの女の子が目尻を下げて満面の笑みを浮かべていた、しかし左頭頂部には怒りマークと独特なオーラ

ぴきぴきぴき(謎の効果音)ぱりーん!!


「あぁーーー!!!俺の双眼鏡がぁー!、!必死で貯めた俺の15万があぁーー!!」


「あのさ!?こういうのやっていいわけ??」


「いや、俺はだなバードウォッチングをだな!」


「85.55.75トップとアンダーの差推定Eカップ。」


「う、!それはだなそういう鳥の種類なんだトップとアンダーのくびれ具合が素晴らしいパイオツクビレドリってのがいてだな!」


「そんなのいるかぁ〜〜!!!」

私はライトブラウンの女の子に吹っ飛ばされ星になった。しかし私は次のページではたんこぶ1つ付けて主人公に愚痴をこぼしている。

女の子の名はシャーロット・エリザベス・橘愛称でシャロなんて呼ばれている。このマンガのメインヒロインだ。

シャロは帰国子女だ。小さい頃主人公の隣に住んでいて10数年ぶりに帰ってきてまた主人公に恋をする。などというベタベタなパターンだ!しかしコイツが性格が悪い。ギャルっぽい垢抜けた見た目ライトブラウンのロングヘアーに天然物のブルーアイズ頭脳明晰、運動もできて社交的非の打ち所がないのに何故か私を目の敵にしやがる。きっと私といると主人公がダメ人間になるなどと決めつけて目の敵にしてるであろう。



「でさぁ〜!聞いてよ!リコぴん、セサみん!羽黒ったらアイツにくだらない事ばっか教えるんだよ!こないだだって女子風呂覗き行くの手伝わせたし。」


「あーアレね!結局彼だけがあんたに捕まってぶっ飛ばされたんだっけ。いいじゃん結局誤解溶けて彼とまた仲良くなるきっかけができたんだし!」


「う、う〜ん、、。」

シャロはちょっと歯痒そうな顔を浮かべた。

もちろん私は草陰からのぞいてシャロへの反撃の糸口を掴もうと聞き耳を立てている。それにしてもなんなんだ。あの健康元気系女子の友達がリコピンとセサミンとか健康食品か!!作者アホすぎだろ!!


「それより聞いてよ!私お見合いする事になっちゃった。」


「えーなんで!?」


「パパがね、「シャーロットはもう高校生なんだから結婚を視野に入れないとな!」とかいってお見合い相手決めて来ちゃって、、、。」


「そっか、、、シャロは由緒ある家系だもんね。そういうのも親が決めちゃうんだ。シャロ的にはどうなの??」


「私はアイツと、、、なんと言うかその、、。」


「あはははは!わかってるって!シャロは乙女だもんね♪ならいい考えがある!」


きた!コレはみなさん言われなくても想像できますね!ならいい考えがある!私はある作戦を思いついた。





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