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私は紙だ。  作者: とっすぃ
2/7

VR 新世紀

私は紙だ。私は最近VRに憧れる。それこそ触ることもできればしゃがみ込めばパンツも見れる。素晴らしい!でも私がVRになるにはそれなりに段階を踏まなければならない。まずは私が出てくるこの漫画がアニメ化などのメディアミックスをし世間的知名度をそれなりにあげること。しかしそれには問題があるこの漫画がありきたりなのだ!だいたいラブコメでこのキャラクター陣、人外はいないのか!!!サキュバスでも幽霊でも女体化した戦車でもなんでもいいとにかく人外を必する。だいたいこのラブコメ戦国時代に普通の可愛い女の子だけで生き残ろうなど言語道断!ジャンプでバトル漫画で生き残ろうとすること以上に不可能だ!ジャンプだったら10週打ち切りだぞ。

話が逸れた。まぁとにかくVRはすごい。これがVR元年とは思えない。10年後はどうなることやら私はそれまで2次元に居続けようと思う。


!!!!!


いい事を思いついた!私は紙だ!2次元だ!なんだって出来るんだ!!!

おもいたった私は通っている学校の理科室に向かった。

「博士!!博士はいるか!!!」


「【ウスバカゲロウ】君!?」

白衣姿にポーニーテール瓶底のようなぐるぐるメガネをかけているこの子の名前は博士もちろんあだ名だ。もちろんメガネを外すととても可愛いこの辺はお約束だ。


「博士この前言っていた。タイムマシーンって出来上がったか!?」


「うん!ちょうど今出来上がったとこだよ!」

ご都合主義。なんとでも言え、コレは2次元なんだからだいたい理科室でそんなことができるのか?まぁむつかしいことや理論はどうでもいいご都合主義だ。


「えっとねぇ〜。相対性理論を利用してx軸とy軸を3次元からやや4次元気味に捉えて平行四辺「あ、悪い乗っていくから!!」ってちょっと〜、、。」

訳のわからない理論を語る博士のメガネを奪い私はキャラクターの特性のスケべなイタズラをする。

まずは梅干しの事を考え出たヨダレでメガネをビショビショにし胸の谷間にメガネを刺した。

へ!?それでと思うかも知れないが私も博士も2次元つまり紙だ。ヨダレで濡れたメガネは博士の胸元を物理的に湿らせた。


「もぅ、、!」

胸元を抱え込み膝から倒れる博士を見てやはり2次元はイイ!とにやけながら私はタイムマシーンに乗った。


「目指すはVR10年!触れる。あんなトコもこんなトコも!もしかしたらエッチだってできるかも知れない!私は、私は2次元の神になる!!」


集中線がいっぱいの白いページがめくれVR10年が目の前に広がる。


博士だ!!早苗ちゃんもいる。立体だ。やった!やったぞ。VR10年に来たんだ。

あ、あれ!私は紙だ。、、、、

早苗ちゃんが紙である私の上を通った。早苗ちゃんのパンツが見える。勃起はするさ。男の共通感覚だもの。だけど悲しいかな。後ろのページに消しゴムのカスが入ったかのような紙の膨れ具合でしか表現出来なかった。

そうか男なんてVR化しても誰も得しない。当たり前だ。あぁ死にたい。もし3次元に戻れたら死んで女の子になってから2次元に戻ろう。


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