1/8
ゾンビ殺し
私達は通っている学校の中に、ゾンビがいることを、その頃はまだ知りませんでした。
気づいたときには、私達の周りにはゾンビが沢山いました。
俺、東城カナメは、今日四月六日もいつも通り学校に向かった。そして学校に着いた時に俺は、偶々『入学式の後にやろうかな』と考えていた為、野球のバットを手に持っていた。校舎の中に入ると、”人間とは思えない何か”が新入生と思われる子たちを襲っていた。
俺はその光景を見て、恐ろしいと思った。
だが、助けなきゃとも思った。
俺が迷っていると、手に持っていたバットが勝手に動き出した。そしてバットは、その”人間とは思えない何か”を殴っていた。それを俺が眺めていると、ゾンビに埋もれている少女と目が合った。
「大丈夫か!?」
俺は駆け寄っていったが、少女はもう意識を無くしていた。俺は何かの気配を感じて振り向いた。するとそこには、ゾンビがいた。
「うわぁお!!」
驚いた俺は、ゾンビをぶん殴った。するとゾンビは倒れて、足から消滅していった。