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スタートライン

一般的な30代と言ったらみなさんは、どんな想像をするだろうか??

例えば、仕事で言うなら係長クラスだったり上席への道を歩く事もあるだろう。

例えば、私生活なら自分の家を建てるなど人生に大きな転機をもらたらす事になる道を誰もが歩む、歩もうか迷うときでもあるだろ。


こんな30代。

人には、それぞれドラマがある。

在り来たりな表現をしよう。

人生は、一度きりの長編ドラマなのである。



この話の主人公は、まさにその30歳になったばかりの話。


その名前は、高柳亮。容姿は、とても笑顔が可愛い歳上に好かれる人柄の持ち主。

上場企業で働く世間一般的な人である。



亮は、この会社に入って8年目の将来を期待させる人材である。

周りの後輩からは、慕われ先輩からは、かなりの信用。


亮は、24歳で結婚し、二人の子供にも恵まれまさに人生薔薇色。

しかし、妻には、かなりの消費癖があり男にもだらしがない人。

亮は、かなり苦労し、体重は、10キロ減。

苦痛と、不満だけの結婚生活。

みなさんは、ここまででどう思うだろうか?


亮の選んだ枝分かれ。

離婚といった選択だった。


7年目での離婚。

ここから、泥沼にハマっていく。

話し合いの中で、金が無いくせにあんたは、女が居るよね?

もちろん亮に女性なんかいない。

妻の被害妄想である。

亮は、一筆書いた。

私の行為、それは、離婚の選択。

養育費は、3万円。

当月での自宅の明け渡し。


妻は、これを了承。

しかし、現実は、違った。

妻は、出ていくこともなく、離婚届に判子を押すことは、なかった。


そして、協議離婚では、なく調停離婚へ舞台は、移っていた。

調停離婚では、お互いに代理人をたてて調停に挑んでいった。


一回目では、全く話にならず。

亮は、離婚したい。

妻は、離婚は、したくない。

離婚したくない理由は、優しいからだそうだ。

優しいから離婚出来ない。


さて、これは、賛否が別れると思う。

みなさんは、どうだろ?


二回目。

妻は、一つも意見は、曲げない。

なぜ?

愛がない。

愛がないなら、情だけで続ける夫婦生活ならなくなればいいと、亮が言った。

そして、代理人が一言。

裁判の方向で動きたい。と。


裁判。

それは、かなりの精神的に厳しい環境になってきた。

そして、亮は、うつ病になってしまったのである。

重度で入院が必要だった。

毎日のようにデパートの屋上に行き、フェンスを越えて、警察にお世話に両親も泣かせてきた。

本気で殺してやりたいと思う毎日だった。


そして運命の3回目。

一般的に調停は、動きがなければ3回目で終了。



やはり動きがない。

裁判に行きます。と弁護士から調停委員に告げられた。

裁判の手続きを行い、5日後。


妻からのメールが。

離婚します。

と。一言。


この一言をもらうまでに、精神状態は、最悪で。

そして、体調は、ボロボロ。

入院してしまった。


人は、言葉を忘れるまでに長い時間は、いらなかった。

3ヶ月。

言葉を忘れて、社会にも出れなくなり、もう生きていけなくなった。


1年後、会社に戻り仕事を開始した。


みなさんに、聞きたい。

この、亮の人生。

どこで間違ったのか。

みなさんは、同じ境遇ならどうしたのだろう。



続く


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