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合流

2週間毎の更新のつもりがさっそく2ヶ月空けちゃった件

これからも忙しい用事の合間に書くので遅くなるかもしれませんがよろしくお願いします。

-------Hermetic Art Onlineへようこそ・・・

そのようなアナウンスが流れた後ラズリの意識がまどろみからはっきりとしてきた。


常に睡眠不足だったため強制的に意識を回復されるのに少し不快感を得つつ、ラズリは周りを見渡した。

そこは先ほどまで瑠璃が過ごしていたふかふかで快適なベッドではなく、街の一角だった。


「ここがRPGご用達のはじまりの村って言う訳ね」


ラズリがそこで棒立ちしていると、ふいに彼女を呼ぶ声がして・・・


・・・思いっきりゲンコツを食らった。


「おせーよ瑠璃!てかなんだそのアカウント名・・・『ラピス』で行くってあれだけ言ってたじゃないか

背丈や顔が変わってたら全く分からなかったところじゃねーか」


「出会って早々がそれなの?クマゴメ姐・・・姉さん」


「待て、今何故言い直した」


クマゴメと呼ばれた彼女はラズリの肩を揺さぶりながら少し涙目になった


「その男性的で暴力的な言動が無くなれば『姐』なんて呼ばなくてもいいんだけど?」


「素なんだからしゃーねーだろ」


・・・まぁ、素なのも頷けるだろう。

なにせ彼女はリアルの世界では自称極道関係者らしいから・・・

ラズリは未だになぜ彼女が極道関係者なのに重度のMMO中毒者になれたのかが理解に苦しむ所ではあるが

それを聞くと必ずクマゴメは、

「世の中色々な可能性があるんだよ」

とやんわり流すので付き合い3年目にもなればもう触れる事もなくなってきた。


「っと。んな事よりよ・・・

瑠r・・・ラズリだったな、少々マズイ事になってるぞ」


「何よ初ログイン早々悪い知らせを聞かなきゃいけないの?」


「てめーが遅いからだろ。」


そういうツッコミの後一呼吸置いて、


「レベル1用のスライムの草原が13分前にメンテナンスで立ち入り禁止になった・・・」


と言った。


「あぁ・・・はぁあああああああ!?」


ラズリが絶句するのも無理は無い。このゲームではレベルは強さの基準であると同時に新しい狩場へのパスポートでもあるのだ。

レベル不足だと敵モブが倒せないどうこうの前にその場所にすら足を踏み入れれないのだ。

つまりレベル1用の狩場が立ち入り禁止になった地点で彼女たちはレベル上げが出来なくなってしまったのだ・・・


「何で稼動初日でメンテナンスが入るのよ・・・」


「結論から言えば狩りすぎが原因らしい。どうやら開発者のバカが沸きに制限をかけてしまっていたそうだ。」


なんともお間抜けな開発者だ。流石は無料クオリティーといったところか


「と言う訳で本日は武器選びオンリーな」


「私はお買い物をするためにファンタジーの世界にはいったの?・・・」


クマゴメが返さないと言う事は少なくとも今日はそうなってしまうと言う事だろう・・・

次回はお買い物回

レベルを上げるのはまだ先

異世界はさらにまだ先・・・

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