表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生勇者はサキュバスに強い  作者: どれいく
ギルガメッシュ王の依頼
15/24

ギルガメッシュ王との謁見

「決勝戦、見事であった!」

コバヤシさんとの一戦のあと、驚いたことにこの国の王様に呼び出された。

王様と言うだけありすごい貫禄で、萎縮してしまう。

そんな俺にギルガメッシュ王は笑いながら話してくる。

「そう緊張するでない。コバヤシとの試合、見事であった」

「はい」

コバヤシさんを知っているのだろうか、彼の名前を口にする冒険者はあまりいなかったのでそう聞いてみた。

「コバヤシさんを知っているのですか?」

「ああ。借りがあるからな」

ギルガメッシュ王は「話を戻すが」と言うと、依頼を切り出してきた。

何やら最近、魔物の動きが活発になってきているらしい。

森でよく姿を見かけるカリュドーンという獣が街道で見かけられたり、前回の森でのゴブリンの襲来の一件などだ。

魔物は魔素が多くなると活動が活発になるという。

この世界はマナが他の異世界よりも充実しているためかいわゆる魔族の王や、外なる神などに襲撃されることが多々あるらしい。

つまり、

「強力な魔物がいる可能性があるんですね」

そうだ。とギルガメッシュ王は答える。

「分かりました。依頼、受けます」

「感謝するぞ。カイトよ」







「・・・と、言うわけなんだけど」

冒険者ギルドで待っていたチャモロさんとエヴァに報告に戻った。

エヴァは酒を煽りながら言った。

「いいんじゃない?報酬はそれなりなんでしょ?」

「すごい依頼じゃないか!準備は綿密にしないとね」

正直断られるか心配だったがいい返事が聞けてよかった。正確にはエヴァに・・・。

今回は長旅だ。

調査対象の遺跡はチャモロさんが行った事があるらしいので、言っていたが結構遠くにあるらしい。

「荷馬車の手配、食料はそれなりに用意する必要があるよ。そういうところは任せて」

こういう時、やっぱり先輩なんだなと思う。

ギルドの受付に必要な手配をしに向かう。

その間、エヴァに聞いてみた。

「エクスキューショナーポイントって魔物を殺さないと手に入らないはずだよね?この前ドラゴンを追い払ったけど、あれでも手に入るものなの?」

「ああ。まだこの世界のルールがわかっていないのね。そうよ、必ずしも殺す必要はないわ。私はあのドラゴンの経験値を奪ったの、魅了の魔術でね」

話をエヴァが続ける。

「サキュバスである私は、性的に堕落させて奪うか物理的に殺して奪うか決められるのよ」

「例外はあるけれど」と皮肉っぽく呟いた。

「サキュバス特攻・・・かな」

「そうよ」





話を終えるとエヴァは再び酒を煽った。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ