表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

2

【逃亡の意味】




逃げて逃げて、何処に辿り着けるだろう?


逃げるのをやめる事は、死に繋がるけれど…逃げ続ける事に、意味はあるのかな?


死を受け入れるのは怖いけれど、私は足を止める事にした。


だって私は、疲れ切っていたから。


あっという間に、追っていた奴等に囲まれた。


「もういいよ、私を殺して」


そう言って、目を閉じる。


痛みは感じたけれど、反面ほっとした。


これでもう、逃げる必要はなくなったから。


薄れゆく意識の中、誰かの名を呼んだ気がするけれど…もう、どうだっていいや。




─────────────────


【アイディアマン】




俺は㈲○○カンパニー商品アイディア課勤務、吉谷努よしやつとむ


俺の仕事は新商品のアイディアを出す事。


今日も俺は、新商品を提案する。




これはもう、当たる事間違いなしっ!


『目覚まし時計 ドッキリ君!!』


このドッキリ君の優れた所は、早めの時間を言って朝に余裕を持たせてくれる事なんだ。


例えば俺が家を出る時間は7時半。


ドッキリ君を6時半にセットして、寝る。


そして6時半…ドッキリ君が喋り出すのさ。


「うわぁっ!大変だよぉっ!もう7時半だよぉっ!起きて───っ!遅刻するよぉ──────っ!!」

びっくりして起きる事間違いなしだろうっ?


慣れたら意味ないけどなっ…。




アイディアが通ってドッキリ君発売開始!


………売れなかった…。


俺は部長に呼び出されて、ドッキリ君を1万個買わされた…。




長い人生、色々あるさっ!




─────────────────


もしも、魚が喋れたら…




【まな板の上の鯛】




鯛「嫌───っ!何すんの?やめてよ!うお殺し─────────っっ! !」


職人さん「騒ぐなて。殺しゃせんて。ちーとチクっとするだけやさかいな」


ザクっ(包丁入れたらしい)


鯛「キャ───っ!痛い痛い痛い──────っ!」


………


職人さん「ほら、終わたで」


鯛「え?」


職人さん「鯛の生け作り、いっちょ上がりや。お客さんトコ持ってってや」


…運ばれて、お客の前に出された鯛。


鯛「嫌───っ!見ないでぇ───っ!!」


↑恥ずかしいらしい(汗)


お客さん、鯛の声を無視して食べる。


食べられて骨と頭と尾だけになった鯛。


しくしく…


鯛「…これじゃお嫁にいけないわ」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ