2 実はお金持ち!?
本編スタート!
よろしくお願いします!!
目の前には、木がある。
右にも、木
左にも、木
足下には、草が生えている。
「あ、ポプテ草みっけ、ラッキー…………って、 え、、、なんで!? なんで俺、森にいるの!?」
そう、今俺がいるのは、森だ。
そして、なぜ俺が森にいるのか、教えが誰なのかもわからない。
だが、最低限の知識はあるため、今の状況を把握し、なにをすべきなのかはわかる。
俺の知識によると、
「森には、魔物が多く生息していて、大変危険である。そのため、道から外れた森には、武装した冒険者くらいしか、立ち入らない。」
「ましてや、軽装で武器も持っていない者が護衛も付けずにいるなど、もっての他である、か……って、おい!?俺のことじゃねーか!」
なぜ、俺が森にいるのかは、わからないけど、とにかくここから離れたほうがいいことは、確かだ。
「よし! 取り敢えず、道を探すか、」
そして歩くこと30分、ついに俺は道をみつけることができた!
(まあ、時計なんかないから、30分もかかったか、どうかもわからないんだけど……)
「さて、道についたのはいいけど、どっちにいこうか、」
道は、街を繋ぐものだから、道をあるいていけば、街にはつく。
しかし、どっちにいくかによって、距離も変わってくるし、その道に盗賊がでたりしたら、めんどくさい。
「さぁ、困った、まぁどっちでもいーか」
俺は、なんとなく道を右にまがった。
「あ、そう言われてみれば俺いまなにもってるんだろ?」
そう思い、俺はポケットを探すが、
「あー、なんも入ってねぇ、どうするか、もしかして俺、収納系のスキルもってたりしねーかなー」
俺は試しに、1番有名な収納系スキルの名前を叫んでみた。
「ひらけ!!!!!!!!!!!!!!!
アイテムボックスーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
ブォン
「って、はーーー……、アイテムボックスなんでレアスキルを俺が持ってるわけないか………ん?いま、ブォンっていったよな!?」
視線をあげると、目の前には、透明なボードが浮かんでいて、アイテム名とその個数がかかれていた。
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インベントリ
ナタリオ白金貨 ×9999999 (9999999000000G)
ナタリオ金貨 ×9999999 (999999900000G)
ナタリオ銀貨 ×9999999 (99999990000G)
ナタリオ銅貨 ×9999999 (9999999000G)
ナタリオ鉄貨 ×9999999 (999999900G)
合計11110998888900G
天魔の絆(レア度???) ×1
魔石(レア度10) ×10
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「………………え?」
思わず俺は、足を止めた。
(いやいや、おかしいでしょ?なんで、俺1人で貴族並のお金持ってるんだよ!?それに、天魔の絆ってなんだよ!? レア度???なんて見たことも聞いたこともないんだけど!?)
その時、俺は勘違いしていたが、世界大国であるバイカル王国の国家予算でさえ、1000億Gにも満たない。そう、俺は国家予算の10倍を超えるお金を所持していたのだ。
それに、周りがスゴすぎたため気づかなかったが魔石のレア度10など、神獣でも倒さない限り手に入らないほど貴重なものである。
そんなこと、いやそんなことではないのだが、そんなことを、知らずに俺は、お金になった気分で、道を歩き続けた。
誤字脱字がありましたら是非教えてください。
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