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1 ナタリオ

ここは、読まなくてもいいかも?

ナタリオ、そこに住む者たちは自分たちのいる世界をそう呼んだ。ナタリオは、人族、獣人族、魔族、この3つの種族を中心に、成り立っていた。


そして、人族は創造神ナタリオを、獣人族は神獣たちを、魔族は魔神王ガルストを崇拝した。

創造神ナタリオは、天使と悪魔を使い、神獣たちは自ら地上に降りて、それぞれ自分を崇めるの種族を守っていた。


しかし、魔神王ガルストは自らの力を分け与えた「魔王」を使い、魔族が支配する世界にしようとした。


創造神ナタリオの配下の天使と悪魔や、神獣たちは、それぞれを崇める種族を守るために、戦った。


しかし、魔神王の力を持つ「魔王」は強力で、

天使や悪魔、神獣でさえも叶わなかった。

しかし、創造神ナタリオは諦めずに対策を考えた。


そこで創造神ナタリオは、異界から強力な力を持つ者、「勇者」を地上に召喚し、神獣は自らの力を込めた剣、「聖剣」を「勇者」に託し地上へと送った。


地上に送られた「勇者」は、人族と獣人族に出迎えられ、ナタリオで出会った、仲間と共に、

「魔王」の住む「魔王城」へと向かった。


「魔王」と「勇者」の戦いは、壮絶を極めた。

「勇者」の仲間たちは、懸命に「勇者」を守った。そして、力を溜めた「勇者」の振った「聖剣」の斬撃は、「魔王」にぶつかり、世界中に魔神王ガルストの力が飛散し、「魔物」が生まれた。


そして「魔王」の反撃の土魔法によって、大地を二分する山脈ができ、その衝撃で二分された大地の片方には大きなクレーターができた。


戦いは、1年にも続いたが、最後に「勇者」の「聖剣」が「魔王」を貫き、「勇者」の勝ち、という形で勝敗は決した。しかし、「勇者」も「魔王」との戦いで仲間たちを失った。


その後、魔神王ガルストは「魔王」という、手札が無くなり、勢力が衰え、大陸全土を支配していた魔族は山脈の東側へ追いやられた。


「魔王」を倒し、魔族を西側から追い出した「勇者」は、人族に異界の知識を授け、傷ついた心を癒すためだと、ナタリオを去り、消息がわからなくなった。


その後、人族は「勇者」とそれを召喚した創造神ナタリオを崇める、プルーズ教国と、「勇者」から、授かった知識を活かし、国を発展させた、バイカル王国に分かれた。


そして人族は、その後も、どんどん分裂を繰り返していき、まとまりがなくなっていった。


一方、「聖剣」を託した神獣たちは世界中に散り、それに伴い、獣人族も世界中に散った。


そんな、ナタリオは今、たった1人の者によって変化が訪れようとしていた。

誤字脱字や、読みにくい所があるようでしたら、教えてください

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