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1 相手を美少女にするスキルの使い道

「あなたのステータスにある、『相手を美少女にするスキル』って何?」

「…………」


 そう問いかけた途端、黒髪の青年はばつが悪そうに表情をしかめた。


 彼の名は《西の忍び》カゲ・サートウルス。私が所属する冒険者チーム・スティレットのニンジャである。


 ニンジャとは何か。もはやアトランティス国民にとって常識レベルの知識だが、無教養な方のために説明しておこう。


 彼らニンジャは、北大西洋に浮かぶこのアトランティス大陸から遥か東。太平洋を北極から赤道まで龍のように横切るジパング大陸の斥候職である。

 最たる特徴は、アトランティスの盗賊シーフ暗殺者アサシンとは違い、『忍術』と呼ばれる魔術めいたスキルを扱うことだろう。

 時には闇に紛れ。時には人に紛れ。時には正々堂々と。『第六天の魔王(ノーヴナーガ)』などの神話級モンスターをシュリケンの一撃によって討ち倒す、ジパングにおける英雄の一族だ。海と陸を隔てたアトランティス大陸における人気も高い。


 カゲは事あるごとに「いや、それ俺の知ってる忍者と違うから」などと言うが、私にとってはそんなカゲこそが本物のニンジャである。彼は夏でも覆面と黒い装束で全身を覆っており、普段は目元さえ見せない。加えて「人混みは苦手」などと嘯いて、常に孤独であることを好む。その振る舞いがニンジャでなくてなんだというのか。


 彼が今顔を見せてくれるのは私がチームの中でも特に信頼されていて、そして、ここがモンスターしか入ってこないダンジョン内の小部屋だからだ。

 決して特別に美青年というわけではないが、常に覆面で隠しているせいで焼けていない白い肌に、とても荒事が似合うようには思えない、冒険者らしからぬ優しげな表情。しかし日々の冒険で細く引き締まっている身体は、ニンジャ装備で隠すのが勿体なく思える。

 女性なのに異性おとこより同性おんなの方が好きな私だが、カゲならギリギリいけると思えなくもないほどだ。本当に、ギリギリ、モンスターから催淫の呪いを受けた時に周囲に女の子がいないなら妥協できる……というレベルだが。いっそのこと、カゲが女の子だったらよかったのに。いや、それだとチームにいる男剣士のハーレム状態になって少し気に食わない。


 まあそれはともかく、今はカゲの持っているスキルについてである。


「『窃盗』とか『脱獄』とか、ちょっと後ろ暗いスキルがあるのはいいのよ。犯罪歴のある冒険者なんて珍しくもないし。でも、この『相手を美少女にするスキル』は本当に何? 異彩放ちすぎじゃない?」

「……こ、故障じゃね?」

「私の魔術が失敗だの故障だのするわけないわ」


 私はこれでも《虹を撃つ魔女》と呼ばれた大魔術師、レイン・アルカナムだ。二十歳にして《魔女》を冠する称号を持つ私が、この程度の簡易的な鑑定魔術、失敗するわけがない。


「いや、あのだなレイン。これはそのー……」

「大体、カゲは隠してること多すぎるのよ。ジパングのニンジャは隠れなきゃいけないっていうのは知っているけど、チームメンバーにぐらい顔見せてくれてもいいじゃない。今でも私以外のメンバーには顔隠してるし。確かに人間なんだから隠したいことの一つ二つあるだろうけど、冒険の中、命を預ける仲間にまで隠すのはいただけないわ。さっきだってあなたが閃光玉を隠し持っていることを事前に言っておけば、もっと少ない被害で済んだでしょ?」


 一気にまくし立てる。弱みをついた形になったが、これは他のメンバーも一様に思っていたことだ。今は高難度のダンジョンを攻略していることもあって、より綿密な連携が必要になってくる。そんな中仲間に信用されていないかもしれないという疑念は、非常に危険な事態を生むのだ。


「……わかった。信じてもらえるかわからないけど」


 カゲは観念したように息を吐き、頭をかきながら話し始めた。


「俺さ、本名は佐藤さとう影一かげひとっていうんだが……五年ぐらい前に異世界から来たんだよな」

「……ん?」


 異世界?


「異世界っていうと勇者がやってくる……あの?」

「そう。だから一応俺も勇者ってことになる」


 カゲが勇者? あの、よくわからない力(チートスキル)で自分が主役だと驕り高ぶる、いけ好かない連中と同じ? ……正直、イメージに合わない。カゲはどちらかというと自分は目立たないようにして周りを支える、まさしくニンジャに相応しい性格だ。勇者の奴らとは闇と光ぐらいに正反対である。


「気がついたらよくわかんない遺跡にいて、後で調べてみたらそれが廃棄された勇者召喚装置だったらしいんだよ」

「……カゲ、あんた私を誤魔化すために適当なこと言ってない?」

「これが嘘だったら今日まで素性隠してない。で、元々は日本って国にいたんだが、そこにも昔は忍者がいてさ。多分うちの先祖が忍者で、その血がこっちに来て発現したんだろうな」

「まあ、一応信じるけど。それで、この『相手を美少女にするスキル』は何?」

「……勇者に与えられる固有能力っていうか……チートスキル的な」

「はい?」


 思った以上に間抜けな声を出してしまった。

 いや、だがそれも仕方ないだろう。だって、勇者には『空間操作』や『創造魔法』などの強力なスキルが与えられるはずだ。そんな『相手を美少女にする』なんて馬鹿らしいスキル、どんな伝説でも聞いたことがない。


「仕方ないだろ……。かなり古い遺跡だったから、召喚時のスキル付与機能の一部がバグってたんだよ」

「えー……いやでも、ちょっとは何のスキルにするか選べるんでしょ? 事故的な召喚とはいえ、勇者なんだし」

「だって他は『相手を一瞬だけチョキにするスキル』と『相手の鼻水が止まらなくなるスキル』と『相手を即死させるスキル』だったし……」

「……最後のやつ選べばよかったじゃない」

「いや普通に考えて怖いだろ、即死とか。もし軽く触っただけで人が死んだりしたら大変じゃないか」


 そこで躊躇うぐらいならチョキにしておけば良いのにと思う。……まあ、彼も若かったのだろう。五年前って言うと十四歳だし。思春期真っ盛りだ。


「で、カゲはこのスキル使ったの? 適当な相手を美少女にしてやらしいことしたの?」

「そういう反応がくるから言いたくなかったのに……」

「変態、って言わないだけ我慢しなさい」

「言っとくけど、何もなかったぞ。使った回数も十回ちょっとだ」

「何それ、つまんないわね」


 私はため息をつく。こいつ、そんなスキルを持っていてヘタレるだなんて、がっかりという他ない。


「つまんないって言われてもなあ……」

「もしかして元が男だと嫌とか、そんな感じ? それなら適当なブス捕まえて美少女にして、お礼にヤらせてもらえばよかったのに」

「発想がゲスい。VR……って言ってもわかんないだろうけど、男が美少女になるのは元の世界じゃ割と流行ってたから、別に嫌悪感はない」


 そんな倒錯的な行為が流行っていたとはどういうことだろう。流石に異世界というだけあってジパング以上の魔境である。


「でも無理矢理性転換させるのは可哀想だし。そもそもこのスキル、人間の女には使えない」

「そうなの? もしいい感じの美少女になれるなら、私にも使ってもらおうかと思ったのに」

「いや、レインは今のままでも十分……」

「お、どうしたの? 十分、何だって? ほれほれ、言ってみなさいよカゲ」

「うっせえ」


 カゲはニンジャの覆面を被り、赤くなった顔を隠す。男に興味のない私だが、こいつはからかい甲斐があって面白い。


「でも、それならそういう商売にするとか奴隷商人相手に提携するとか、色々お金稼ぎの方法浮かぶじゃない。なんでカゲはわざわざ冒険者なんかやってんの?」

「奴隷商人相手に提携って考えがすぐに浮かぶってお前……。まあ、俺も最初は性同一性障害なんかを持った人に使って生計を立てようかとも思ったんだが、三人ぐらい相手に使ったところで、大問題が発生した」

「大問題?」

「逃亡中の賞金首が、顔を変えるために俺のスキルを利用したんだよ」

「あー」


 確かに、短時間で完全に別人になる方法があるのなら、そういう発想を持つ人間がいるのも道理か。変身系のスキルは総じて習得難度がべらぼうに高いし、幻術系も実用するにはハードルが高い。


「すぐに気づいて通報したおかげでそいつは三日後に処刑されたんだけどさ、結果として俺は貴族に目をつけられた」

「……貴族に? なんで?」

「跡継ぎの問題が面倒だから長男以外全員女にしろだとか、敵対貴族の嫡男を女にしろだとか……まあ、政治の闇ってやつ。おかげでめちゃくちゃ内部事情に詳しくなった」

「あぁ……そういう。あんた話すの苦手なのに貴族相手の交渉はやたら上手いなーって思ってたけど、なるほどね」


 貴族の当主は基本的に男しかなれない。男から女の一方通行とはいえ、完璧に性別を変更出来るなら貴族からは引く手あまただ。権謀術数を渦巻かせる上層部の人間なら、どんな使い方を思いついたっておかしくない。


「『脱獄』のスキルや盗賊シーフ系のスキルなんかはそういった貴族から逃げ出すために習得した。待遇が良いところもあったんだけど、やっぱり暗殺者的な仕事だから大っぴらに外で歩いたりはできないし」


 カゲが常日頃から顔を隠しているのも、貴族に顔を知られるわけにはいかないからなのだろう。


「で、そこから普通に稼ごうと思ったんだが、顔を隠したままできる仕事なんてなかったし、冒険者をやるしかなかった。……というか、やらされた」


 そこで、カゲの覆面の奥の目が私をじろりと睨んだ。……はて、何かしただろうか。やらかしたのことの心当たりは色々あるのでわからない。


「さっきも言ったように偶然忍術スキルが使えたおかげで、普通の猟兵レンジャー盗賊シーフにはできない依頼をちょくちょくこなして……で、今に至る」

「ふぅん。けど、それなら人間以外に使うとかどうなの? かなり昔の勇者の伝説にあったじゃない、助けた聖獣が美少女にーとか」

「ああ、あのラノベっぽい伝説か。いや、一応試したんだけど、知能が高くないとかなりヤバい絵面になるんだよな。全裸の美少女が四足歩行で町中を駆け回ってるみたいな」

「まあ、そういうのが好きな人もいるにはいるだろうけどね。奴隷商人に売れば儲かりそう」

「そういう悪どいのやめろ。また貴族に見つかるのも面倒くさいし、騒ぎになる前に知り合いの聖女に解呪してもらってから野生に帰したよ。……知能の高い動物は大体高位の聖獣でそうそうお目にかかれるものじゃないし、賢いモンスターを人間そっくりにしたらどんな悪さを起こされるかわからないし」

「ならモンスターとの戦闘中に使って弱体化ー、とか」

「呪術に属するスキルだから抵抗力が高過ぎる相手には普通に無力化されるし、筋力や体力はそこそこ落ちるけどオーガなんかのメスも戦えるタイプのモンスターだとほとんど変わらないし、最悪の場合小さくなったことで敏捷性だけが爆発的に上がって手が付けられなくなる。ついでに魔法系の能力値はオスとメスでほぼ差が無い上、種族によってはメスの方が魔力が上昇したり……。情報を集めて対策すればいいと言えなくもないけど、せっかく集めた情報を無駄にするリスクを犯すぐらいなら、普通に戦った方がいい」

「研究が本気過ぎるわ」


 ここまでのことは、魔術学院の魔物学者でも無い限り知らないはずだ。少なくとも、一般的な冒険者が有する知識ではない。


「切り札になるかもしれないんだからそりゃ性別による能力差ぐらい研究するだろ。本当、今思えば躊躇せずに即死スキルにしとくべきだった……」

「聞いた時にはハーレム作り放題な能力だと思ったけど、現実的に考えると難しいわね」

「こっそりやらないとやっぱり貴族に目をつけられるしな」


 とはいえ、原因の一端にはカゲの根っこが善人だというのもあるのだろう。私ならもう少し人権や倫理などを無視して有効活用すると思う。


「確かに、話辛いって言うのはわかったわ。クリスとかに聞かれたら話も聞かずに軽蔑されそうだし。私以外のメンバーは誰もいい顔しないでしょうね」

「俺もレインぐらい腹黒い相手じゃないと話そうと思わない」

「でも、そういった事情を隠すにしても、他の人が居ない時ぐらいは覆面取りなさいよ。あいつらが仲間を貴族に売るような奴らじゃないってぐらい、あなたも知ってるでしょ」

「……まあ、そうだな」


 そうして私がカゲと話していると、扉の向こうから金属鎧の立てる足音が聞こえてきた。


「カゲ、レイン。戻ってきたぞ、結界を解いてくれないか?」

「お帰り、みんな無事?」

「ああ、アノアもロイドも問題ない」


 チームのリーダー、聖騎士の少女であるクリスの声を聞き、小部屋に仕掛けた防御用の結界魔法を解除する。


「通路の向こうはどうだった?」

「封印は解いてきた。ったく、謎解きは苦手だっていうのによ」


 長身の青年剣士、ロイドが疲れた顔で近くにあった岩に腰を下ろした。


「…………」


 カゲは無言でロイドに回復水ポーションを手渡す。普通ポーションというのは味が悪いのだが、カゲの作った物は効能を犠牲に非常に味が良くなっている。回復量は微々たる物だが、疲労の軽減という意味では馬鹿にできない効果だ。


「お、助かる、カゲ」

「……ああ、いえ」


 カゲが言葉少なにロイドへと返答する。私と話していた時に比べると驚くほど無口だが、これは彼の母国語がジパング語だからだ。

 私はジパング語を修めているのでカゲとスムーズに会話出来るが、そうでない他の三人が相手の時、カゲは無口になってしまう。

 聞き取りは大分上手くなったが、自分から喋る方は発音が間違ってそうで不安だそうだ。なんというか、無駄に繊細である。私がジパング語を学ぶ時はそんなことまるで気にしなかった。


「やっぱりさ、カゲくんかレイン姉がついてきた方がよかったんじゃない? クリスとロイド兄の脳筋二人組、謎解きになるとてんで役に立たないんだから」


 狐獣人の吟遊詩人バード、アノアが言う。彼女はカゲと同い年だったはずだが、童顔なために傍目には十五歳のクリスと同程度の年齢にしか見えない。


「な……アノアだって少し難しい謎掛けを解いただけじゃないか! それに、レインはともかく、文字の読めないカゲを連れて行っても役には立たないだろう!」

「カゲくん頭良いんだから、問題文教えてあげればいいだけじゃん。クリスは読み書きができるけど、頭はエルフの長老よりカッチカチだもん。まだ子供だってのに」

「私は子供じゃないっ、お前に大人気がなさすぎるだけだ!」


 私は言い合いをするクリスとアノアを宥め、手を叩く。正直可愛らしいのでこのまま眺めていたいのだが、時間の余裕だって無限にあるわけじゃない。


「はいはい、仲が良いのはわかったから。ボスの情報は何かあった?」

「むぅ……」


 クリスが渋々といった顔で向き直る。普段から大人ぶっている彼女だが、そういった仕草からはまだまだ子供らしさが抜け切っていない。可愛い。流石に今は自重するが、ここがダンジョンでないなら今すぐにでもやらかしたい。


「どうも、鱗が金属で出来た巨大なドラゴンらしい。『その鱗は錆びず輝ける灼炎の銅、即ち魔を映す鏡。かの竜こそ偉大にして恐るべき災いなり』と石版に書かれていた」

「錆びず輝ける灼炎の銅……オリハルコンね。うちのパーティじゃ相性が悪いか」


 鋼鉄以上の強度を持つ魔法金属、オリハルコン。全身の鱗がそれで出来たドラゴンであるなら、近接武器での攻撃はほぼ通らない。強力な魔法で攻撃するべきだろうが、クリスの魔法は自己強化、アノアは回復、カゲは補助、ロイドは使えない。つまり、有効な火力を出せるのは私だけ。しかし私の魔法は水と風属性がメインだ。奥の手を使わない限り、金属を相手にするには不利だろう。


「……いつも通りだけど、ロイドとクリスに強化魔法かけて、チクチク削ってくしかないかな」

「よっしゃ、任せろ」

「結局そうなるか……」


 クリスがため息をつく。ロイドは攻撃役(アタッカー)だからまだいいが、長期戦で一番負担がかかるのは防御役(タンク)である彼女だ。


「小休憩程度の時間はあるけど……ダンジョンから街にモンスターが溢れるまでの時間を考えると、一度帰って準備する時間はない。ここで決着をつけるしかなさそうね」


 クリスもそうだが、ここまでの行軍で全員疲労が溜まっている。何か、多少なりともやる気になるような言葉をかけられればいいのだが……


「あ、そうだ」

「うん?」

「どうしたレイン?」

「レイン姉?」


 私がぽつりと呟いた言葉にカゲを含めたみんなが振り向く。四人とも、私がこう言う時は何か『報酬』があると知っているのだ。


「この戦い終わったら、カゲがみんなに顔見せてくれるって」

「何?」「ほう」「ホントに!?」

「……!? ちょ、レイン!」

「良いでしょ、カゲもみんなになら見せてもいいって言ってたじゃない」


 カゲは狼狽(うろた)えるが、他の三人は「決して人目に晒してはならぬという、ジパングのニンジャの素顔か……これは、期待だな」「実はすげーイケメンだったりしてな」「か、カゲくんの素顔……ゴクリ」とすっかり乗り気だ。今更取り下げる気はない。


 カゲは小さくため息をつきつつも、アトランティス語でしっかりと皆に宣言した。


「……わかった、見せる」

「よしよし。じゃ、リーダー」

「ああ。今より二十分の準備、その後、ボスを討伐し、迷宮最深部を攻略する!」


 クリスの号令に従い、私達は各々ボス戦への準備を始めた。


「……はぁ」

「何よカゲ、そんなに嫌?」

「ずっと隠してたのに今更ってのがな……それに、別段面白い顔でもないし」

「いいじゃない、どうせ誰も口ほど期待してないでしょ」

「それはそれでなんか嫌なんだが……ていうか、毎度毎度『この戦いが終わったら』っていうのやめろよ、縁起が悪い」

「あんなのアテにならないわよ。それに、今までこれ言って負けたことあった?」


 カゲは反論出来なくなって押し黙り、そのままシュリケンの準備を始めた。


 迷宮攻略もいよいよ大詰めだ。私は少しでも魔力を回復するべく、目を閉じて精神を集中し始めた。

・まとめ

レイン(女・20) 魔女。腹黒レズ。

カゲ(男・19) 忍者。異世界人。

クリス(女・15) 聖騎士。リーダー。

ロイド(男・17) 剣士。脳筋。

アノア(女・19) 吟遊詩人。童顔狐娘。

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