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Reenkarniĝo rakonto  作者: ect
1/3

~プロローグ~ login

誤字脱字ありましたら報告よろしくお願いします。

基本プロットなしでやっているので設定に矛盾が出てくることがあります。温かい目で見守ってください。

 ──ようこそ、Ecter World Onlineへ──


 ヘッドギアを装着して装置を起動させたら意識が遠のき、気づいたら真っ白の空間で浮かんでいた。


 ──今からあなたの転生先の設定をします──


 VR技術が発達してから暫くたち、ゲーム分野にも進出してから多くのMMORPGがリリースされた。どれもこれも似たような内容でマンネリ化してきた頃に《Ecter World Online》が発表された。


 ──なお、種族・スキル・ステータス等はランダムで決定されるのでご了承ください。一部の有料アイテムを購入することで変更することが出来ます──


 Ecter World Online―EWOは従来のMMORPGより自由にプレイできることをキャッチフレーズに多くの注目を浴びた。βテストプレイヤーの募集は100人だけだったのに対し10万人以上の応募があったと言われている。発売されて一年たった今でも品薄状態が続いている。


 ──あなたの種族が決定されました。あなたは‐‐‐です。続いてスキルを選択します。スキルは種族固有スキルが二つ、通常スキルが六つです──


 EWOの魅力のひとつが多彩な種族とスキルである。EWOの種族の数は正式に発表されてなく、未だに新しい種族が発見されている。なかにはスライム族やドラゴン族といったものまである。彼らはどうやって操作しているのだろうか?スキルに至っては数を把握するのさえ困難とされるほど存在する。【洗濯術】や【鬼ごっこ】なんてどこで使うのだろうか?


 ──あなたのスキルが決定しました。スキルの詳細はmenuのキャラクターで確認できます。次にステータスを決定します──


 EWOはその人気からプレイヤーの数がとても多い。なので運営はいくつかのチャンネルに分けて混雑を抑えている。したがって、プレイ中に周りがプレイヤーだらけでモンスターが倒せないってことはないらしい。


 ──ステータスが決定しました。以降レベルアップでステータスが上昇します──


 EWO名物の自動設定の間に色々と考えていたらいつのまにか終わっていた。そのせいでほとんど聞いていなかったがあとでステータスを確認すればいいので大丈夫だろう。


 ──次にあなたの名前を設定します。入力してください──


 アナウンスに従い、手元にあらわれたキーボードに自分のプレイヤー名を入力する。俺は今まで他のゲームでも使っていた名前を使うことにした。もしかしたら他のゲームのフレンドが同じチャンネルにいるかもしれないからだ。


 ──確認しました。あなたの名前は〔エハイト〕でよろしいですね?以降変更はできません。 Yes/No──


 俺は勿論Yesを選択した。すると真っ白だった周辺がいきなり閃光を放ち、俺は耐えられずに目を閉じた。


 ――〔エハイト〕様の設定が完了しました。最後に出現地点の設定を行います。選択してください――


 目を開くと澄み渡った青空が広がっていた。ふと足元を見ると、はるか彼方に大陸と大海原が存在していた。俺は今どこかの上空に浮かんでいるみたいだ。すぐ近くに操作パネルがあり、これでどこに降りるか決めるみたいだ。選択肢には〇〇王国の王都、〇〇帝国の〇〇村など様々な場所があり、プレイヤーはそこを拠点に活動をするみたいだ。しかしこれも一筋縄ではいかなくて、例えば種族ランダムでモンスター種が選ばれた場合には近くのフィールドに出現する。なので、特にこだわりがなければこれもランダムにすべきだと先人たちはアドバイスしている。

 俺も拘りなんて無いので、ランダムを選択する。すると眼下に広がっていた風景は霧に包まれていき、やがて完全に見えなくなった。


 ──出現地点を設定しました。これですべての設定が完了しました。10秒後にエハイト様を転生いたします。新しい世界でのご活躍をお祈り申し上げます──


 アナウンスが消えたあと頭上に10カウントが表示されて、体が次第に消えていった。どうやらしばらくするとゲームが始まるみたいだ。俺は攻略サイトで調べた知識を思い出しながら、自分の種族が何になるか、スキルはレアリティが高いのを手に入れられるかなどを妄想していた。

 カウントが0になったときすべての感覚がシャットダウンされたような状態になった。俺はこれをログインによる一時的な切り替えだろうと気にしなかった。




―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――





 ──ユーザーネーム《エハイト》様を第13657管理世界に転送します。......…失敗しました。原因を確認中......。他世界からの転移による第13657管理世界の転生者人員オーバーです。エラーが発生しました。《エハイト》様を一時的に時間凍結します。......成功しました。──


 ──システムコード【No.59648】に基づき、第13657管理世界に浮遊架空都市を形成します。......成功しました。利用規約第6条【システムトラブルによる補填・保障】に基づき《エハイト》様の種族・スキル・ステータスを変更致します。......成功しました。初期出現地点を浮遊架空都市に設定します。これにより《エハイト》様の種族に適した環境に変更します。......成功しました。浮遊架空都市の名称を【嘆きの街】に変更しました。《エハイト》様の時間凍結を解除します。......失敗しました。問題点を解決しています──


 ──......失敗しました。問題点を解決しています。......失敗しました。問題点を解決しています──


 ──成功しました。転生を開始しています。......転生中です......──



 「おい、これ見てくれないか?エラーが起きてるぞ」


 壁一面に大小様々なモニターが表示されている部屋でディスプレイを操作していた男性が隣にいる同僚らしき人物に話しかけた。


 「エラーなんて珍しくないだろ、見つかり次第【オラクル】が修正してくれるんだから大丈夫だろ」


 同僚はそう言って男性を嗜めようとした。しかし男性は続いてこう言った。


 「いや、解決はしてるんだがどうやら俺たちの管理世界に何者かが転移してきたみたいなんだ。それでプレイヤーが一人浮遊架空都市に弾き出されたんだ」


 「おいおいマジかよ!?一大事じゃねーか!!早く上に連絡しろよ!!」


 「やっぱりそうだよな、今連絡したから大丈夫だと思うけど......」


 「しかし、どうやって俺らの管理世界に入ったんだ?」


 「さあな、もしかしたら他の管理世界から何らかのスキルで転移してきたのかもしれないから一応ほかの連中にも話を通しておくか」


 「うん。そうだな、上もきっとそういう指示を出すだろうしな。準備だけでもやっておくよ」


 一段落した後、異常を見つけた男がふと思い出したように同僚に尋ねた。


 「そういえば、浮遊架空都市にとばされたプレイヤーはどうすんだ?一応【オラクル】が対策してるみたいだけど......」


 「うーん、原因がわかり次第に直接説明するのでいいんじゃないか?今はお詫びのメールを送れば大丈夫だろ。浮遊架空都市も第13657管理世界に組み込まれたみたいだし、色々優遇されてるからなんとかなるだろ」


 同僚は楽観的にそう答えた。その態度に男は苦い顔をするものの、そうするしかないと思い直してお詫びのメールのテンプレートを開いた。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――

《エハイト》

成仏しかけている幽霊

level 1

HP 10/10

MP 50/50


STR 3

VIT 5

AGI 10

DEX 7

INT 10

LUK 20


種族スキル:【物理無効】【魔法吸収】

通常スキル:【誘いの手】【アイテム生成】【分身】【憑依】【瞬間移動】【冥府の門】


称号:『被害者』『漂うもの』『叡智の加護』


――――――――――――――――――――――――――


 スキルについては次話で説明します。【オラクル】さんによってLUKが非常に高くなってます。通常は5~7です。今思えばこれって運営が認めた公式チートですよね~。

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