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幸せ  作者: maya
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ありふれた日常

『どこもかしこもクリスマスね…』


赤や緑、クリスマスカラーと呼ばれるキラキラした景色の中、自分もうきうきしながら歩く。


クリスマスは好きだ。


街も店もどこも素敵に着飾り、人々も気持ちが高ぶる。


大切な人と過ごせると思うと、ますます景色がきらびやかに見え、その日を待ち望んでいる。


『さや。』


振り返ると、私がクリスマスに一緒に過ごす予定である彼が、笑顔で歩いてくるのが見えた。


『拓。』


私はその笑顔に向かって優しく微笑み返した。



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