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掴んだ手は  作者: 蘇芳
9/19

勉強しましょう!


今日は記念すべきヴィルディ先生による1回目の授業。


部屋の扉の隙間からこっそりと覗いてるつもりのアメリーさん…。

凄く羨ましそうに怨めしそうにこちらを見ている。


そんなアメリーさんをするっと無視してヴィルディは話始めた。


「サクラは幼少期なので出来る事は成人期よりは少ないですわ。早く成人期になれると良いですわね。」

「努力でどうにかなるの?」

「条件は個々で異なりますが知識を増やし鍛えるのは必要でしょう。」


良かったー。

努力するのは良いとして、努力しても何もならない時のが悲しい。

個々で条件が違うなら出来る事は全部した方が良い。


「確かに。宜しくお願いします、ヴィルディ先生!」


決意し頷くとヴィルディが微笑んだ。

美女の笑顔万歳!

ヴィルディはあんまり表情が変わらないから貴重だ。


そういやローゼンさんは常に微笑んでる。

なーんて考えてたらヴィルディの微笑みを見たアメリーさんが悶えて、あたしをまた羨ましそうに怨めしそうに見てきた。

アメリーさんは表情豊かな美女なのは素敵なんだけど、なんか残念なんだよね。


「まずは自分の力が現段階でどれだけあるかですわね。」


ヴィルディのスルースキルの高さに驚く。

気付いてるか気付いてないかは謎だ。


「サクラ、このペンダントを付けて下さい。」


渡されたペンダントは小さい透明の石を中心に回りに更に小さい透明の石が8個並んでいた。

首にかけるとペンダントが淡く光る。

きっちりと見ないとわからない程だけど。


「光った?」

「あら?」


ヴィルディが神妙な顔をしている。

どうやらペンダントの反応はいまいちのようだ。


「現段階でのサクラの力は僅かみたいですわ。」

「そうなの?」

「そんなはずない!」


残念だー、と思っていたら扉からアメリーさんが飛び込んできた。

そんなはずないってどういう事ですか?



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