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掴んだ手は  作者: 蘇芳
8/19

のんびりしましょう!


ここに慣れると言っても、あたしは何にも知らないので家の中をとりあえず散策する事にした。


1人で出来るのにローゼンさんが着いて来て下さるそうで…。

しかも手とか繋いでるんだけど!

家の中だよ?

迷子にならないし、そんなに子供じゃないし。


少し不満そうにローゼンさんを見れば嬉しそうに笑ってらっしゃいましたー!

伝わってない。

あたしの思いは表情だけでは全く伝わっていなかった。


「ローゼンさん。家の中だし迷子にならないよ?」

「桜が迷子になるとは思ってないよ。俺が手を繋ぎたいんだ。」

「へっ?」


キラキラと答えるローゼンさんに顔が赤くなる。

ローゼンさんって言葉の感情表現が真っ直ぐで対応に困る。

言葉だけじゃない行動もだ。

あたしはどうしたら良いか分からなくなる。

信じて良いのか駄目なのか。


悩んで適当に進んでたら庭に辿り着いていた。


「うはー…すっごい。」


庭に咲いている色とりどりの花達。

手入れが行き届いているのが良くわかる。

はしゃぎながら更に進むと1本の木があった。


淡いピンク色の花弁がひらひらと舞っている。

そう、あれは桜の木だ。


あたしは夏生まれだ。

だか父も母も桜の木が大好きで2人の出会ったきっかけになった素敵な思い出のあるこの名前を付けてくれたんだ。


たった少しだけど、自分の記憶が戻ったのが家族の事を思い出せて本当に嬉しい。


涙ぐませながら桜の木を見ていたらローゼンさんが手をしっかりと握ってくれた。


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