整理しましょう!
お腹もいっぱいになったので、これまでの事を自分の中で整理しようと思う。
まず、気付くとローゼンさんの身体にいた。
次にアメリーさんの家で意識を失ってから気付いたら美少女になっていた。
はい!
では、ここで美少女の確認します。
これは誰か他人の身体ではないのか?
「それは桜のここにいる為の身体だよ。」
ローゼンさんの答えにより更なる疑問も生まれたが、そこは今は無視しよう。
この美少女はあたしの身体。
まぁ少女っても15歳くらいかな?
お腹が減るから幼少期だそうで…成人期って成長すればなるものなのか気になる。
あたしはあたしの記憶が曖昧だ。
無理に思い出そうとすると頭痛が酷い。
「ごめんね。急いだら効果が強まったみたい。徐々に思い出すと思うよ。」
ローゼンさんは申し訳なさそうな表情をしながら、あたしの頭を撫でる。
子供扱いのようだが少し気分が良いので暫く撫でてもらった。
記憶は時間が解決するから保留。
なんか、未解決事項だらけなんだけど…。
「ローゼンさん達って何者?」
全ての不思議原因は解決したいよね!
悩ましい顔も美形だと儚く美しいのが凄い。
「言葉で説明するのはとても難しいね。桜に分かりやすい表現だと、ここはあの世とこの世の狭間みたいな世界だよ。俺達は天使や悪魔、死神の親戚みたいな種族。」
「うん?」
よくわかんない種族だ…。
何なら完全に分類しても良いのに。
「魂の配り手さ。いずれは桜も能力を使い仕事をするよ。」
ソウルディーラーね。
あたしもいずれ何かすんの?
とりあえず、あたしは不思議種族になりました。
ちなみに皆が皆、その仕事をするわけじゃなくて色々と仕事があるらしい。
ラナウェンはローゼンさんの補佐。
アメリーさんは道具作り。
ヴィルディは先生。
もうちょっと慣れたらヴィルディに色々と教えてもらうんだって!
ちょっと楽しみだ。