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掴んだ手は  作者: 蘇芳
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どうとでもなれ?


あたし…どうでも良いんだけど、ここに来てからご飯食べてない!

くだらない事を考えてる自覚はあるけど重要だよね?

生きてく上での欲求だよ!


こんな事を考えてる時点で完全に現実から逃避しようとしてるんだけどね。


突っ込み待ちではない断じて違う。

だいたい、あたしがボケをしたとしてもヴィルディもラナウェンも突っ込みとかしてくれない気がする。



「ご飯って食べないの?」


ほら、2人とも固まっちゃったよ。

と思ったら青ざめてきたよ。


「さ、サクラはお腹が減りましたの?」

「え?しょ、食事の用意しないと!?」


これって突っ込み待ちは2人の方だったのか!

にしても慌て過ぎだよね?


「別に減ってはいないけど…そんなに慌てる事なの?」


減ってないと言えば安堵する2人に、もしかしてとんでもない事聞いちゃった?


「ご飯を食べるのは自分で力の補給が上手くいかない幼少期だけで成人期になれば趣向程度の認識なので…成人期でお腹が減ると言うのは力の枯渇を示します。」

「はい?」


ラナウェンの説明の幼少期とか成人期ってのは子供、大人って事だよね?

ようはお腹が減るのが危険って事だよね?

やや混乱してきたよ。



「サクラ…現実から逃げ出しては駄目よ。とりあえず貴女が何時までもローゼンの身体にいては色々と問題がありますわ。」

「そうだね。」

「サクラを守りつつローゼンを目覚めさせないといけませんわね。」


ヴィルディに言った事は正しい。

でも、あたしには方法がわからない。

わからない事だらけだ。


「それに関しては多少、方法を聞いてます。」

「ほんとですか?!」

「はい。サクラ様の魂の依り所を用意し定着させると伺ってます。その工程でアメリー様にご依頼してるのがあるそうです。」

「アメリーは厄介ですわ。」


光明が見えた?

と思ったけど…ヴィルディがめっちゃ険しい顔してるし、ラナウェンは苦笑いしかしてない。

どんな人物なの?アメリーさんって…

明日、会いに行くと話がまとまった。



正直言えば連日いっぱいいっぱいだ。

もう後は野となれ山となれ。

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