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作者: マーク
掲載日:2026/06/07

ずっと頭の中でくるくるしていたものを、外に出した。

なんとなく、すっきりした気がした。

それと同時に、私が大切にしていたものが、全部消えた気もした。

わかりやすく言葉にした瞬間に、そうなってしまうことがわかった。

だから、誰にも伝わらないような、私だけがわかるものを書いた。

読み返して、私だけが思い出せるように。

誰に読ませるでもなく、私が今どうなっているのかを確認するように。


わかるものは、つまらない。

霧に包まれているものの方が、ずっと魅力的に映る。

現実がつまらないと、みんなどこかで分かっているのかもしれない。

現実を見たこともないけれど。

全部知っている気になって、あきらめているんだろう。

経験が、私たちをそうさせる。

今まで起きたことがないから起きるはずがないと、少しずつすり減っていく。

それを、成長と呼ぶ。


何を得て、何を失ったのか。

何を経て、難を失ったのか?


私が失ったのは、純粋。

何が起きるんだろうと期待すること。


私が得たのは、あきらめ。

どうせ何も起こりはしないだろうという、体力の低下。


期待を裏切られ続けた人間が、こうなっていく。


それが正しい姿だろう。

期待どうりにうまくいくなんてことは、ない。

そんな世の中は回っていかない。

誰もが凄ければ、社会は成り立たない。


私はこうして死んでいく。


今を見つめて、死にゆく姿を自覚しながら。

私は、延命治療でもしているつもりなんだろうか。


ここでいいやと納得しているのは私なのだから、私を殺しているのは私だろうに。

私も、理由を探している一人なんだろう。

どうしようもなく頑固だから、動く気配がないけれども。


もういいかなと、そんな言葉が頭をずっと回っている。


それは、もう満足したからでもあるけれど。

彼の言葉で、私の人生はいともたやすく余生になったことだし。


好きなことを言って、好きなことをして生きていきたいものです。

それができるほど、私は強くないのですが。


書くことが自分を殺すことなら、私はずっと、遺書を書いているのでしょう。



儀式のようなものでしょうか。

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