外へ
ちょっと更新空いてスンマセン。
3Dコレクションの64久しぶりにやったら面白くて‥‥‥
次からはもうちょい早く更新します。
「遂に外へ出るのか‥‥‥」
アタシはダンジョンの入り口に立つご主人の背負子に背負われて新しい生き方に不安と期待を織り交ぜながら大きく深呼吸していた。
何故背負子に背負われているかというと‥‥‥
◇
「———じゃあ宜しくね、ルイボス。
ダンジョンを攻略したわけだし外に出るわけだけど他のミミックに挨拶とかしなくていいの?」
「それはいいんだよ。
それより‥‥‥その‥‥‥荷物全部持つからさ、アタシのこと背負ってくんねぇか?」
「えっ?人型に成れるんじゃなかったの?」
そう、ミミックは人型に成れるがその身体を動かすのは得意では無い。
身体の構造が根本的に違うからだ。
もともと人型の生物がタコの魔物になったとして、身体を自由に動かせるはずが無い。
だから———ミミックの形態が至上であることも理由の一つでもあるが———ミミックやその他諸々の形態変化ができても元の身体が一番なのだ。
アタシも人型はある程度は精密に動かすことはできるが、得意では無い。
一日人型で過ごしただけで暫くミミック形態に固定されるぐらい疲労が溜まるのだ。
更にミミックは瞬発力はあるが、持久力は壊滅的なのだ。
全身を使って移動することはできるが多くの移動はできないし、大きな音も鳴る。
魔法を使って低空を飛行することもできるが、魔力の消費が大きく現実的じゃない。
「アタシは誰かに運んでもらった方が色々と都合がいいんだよ。そもそも自分で歩く宝箱なんか無いだろ?アタシの体重なんて無いようなものなんだし、いいだろ。持ってる荷物も全部持つよ」
「そんなに言うなら‥‥‥じゃあ、お願いね。
‥‥‥うわぁ、本当に軽いんだね」
ご主人はアタシに紙切れ以外の荷物をアタシの中に入れて背負うと間の抜けた声をあげた。
「身体が重かったらあんな動きできないだろ?」
「それもそうだねー」
◇
そうして冒頭に戻る訳ではある。
「じゃあ、準備はいいかい?」
「勿論だ!」
「それじゃ、行くよー」
アタシは生涯初めての眩しい太陽光に包まれた。
面白かったら次回も見て下さい。
そうじゃなければ他の人の作品でも見てください。




