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そのミミックの名はルイボス

キャラクターの口調整備難しい

「———よし、この宝箱さえ開ければ俺たちは大金持ちだ‥‥‥」

「気をつけてくれよ?

折角ダンジョン攻略して罠で死亡とか洒落になんねえからな?」

「わかってるって‥‥‥

よし、ここに入れれば———」


その瞬間、宝箱が突如動き、その冒険者の上半分は無くなった。


「大丈夫かコウ!?くそッ、ミミックだったか!

喰らえ!この化け物め!!」


もう一人の冒険者がナイフを投げたが効いている様子は全くない。


「ただのナイフじゃ刃が立たねぇ‥‥‥

済まねえコウ‥‥‥俺じゃコイツに勝てねぇ‥‥‥

必ず仇を討ってやるからな‥‥‥!」


そう言い、冒険者は近くにあった遺品を握り締め、撤退した。


◇


「‥‥‥ようやく居なくなったか。

全く、勝手に棲家に入って来やがって‥‥‥」


(しかし今日の冒険者は不味かったなぁ。

アタシが今まで食べた中でトップクラスに不味かったぞ)


そう思いながらアタシは高貴なる神聖な身体であるミミック形態から人型に変化する。


(この身体使い難いんだけどなぁ

でもこっちの方が都(・)合(・)いいもんな)


アタシは下半分と鞄だけとなった冒険者の荷物を漁る。


「おっ!結構いいもん入ってんじゃん!」


冒険者の荷物には大量の金貨銀貨が入っていた。

恐らくかなり高位の冒険者だったんだろう。

もう死んじゃったけどね。

アタシはミミック形態に戻ると全身を器用に使って金貨銀貨を口(・)に(・)入(・)れ(・)た(・)。


「姐さんに報告しねぇとな」


アタシは知能があるダンジョン住民しか知らない隠し階層に足を踏み入れた。


◇


「戻りました!アッサム姐さん!」

「お帰りなさい、ルイボス。

今日はどうだったのかしら?」

「金貨銀貨ですぜ!大量ですぜ!大量!」

「そう、変なテンションになるぐらいは沢山あったのね。それはよかったじゃない」


すると他のミミックたちも出てきた。


「さすがルイボス」

「アッサム姐さんの舎弟なだけあるな」

「羨ましいっす」


「みんな、ルイボスにあんまり構ってあげないで。ずっと『最後の間』の中で独り、愚か者を待っていたのよ?」


「わかった」

「アッサム姐さんがそう言うなら‥‥‥」

「お疲れ様っすルイボス」


(やっぱり姐さんはみんなの姐さんだな)


アタシはみんなに休むと伝えるとミミック共用の寝室に向かった。

できるだけ毎日21:00に更新します。

更新されてなかったら

「なんだよ今日は更新無いのかよ、クソが」

とでも思って下さい。

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