上州の鬼教官・太田すみれ、再び立つ! —美貌と鉄拳とスバル魂の女国定忠治—
「おうお前ら! 今日もケツ割ってかかれ!」
会議室の扉を思い切り蹴破る勢いで現れたのは、
群馬県太田市が誇る“上州の鬼教官” 太田すみれコーチ(27歳)。
派手なロングヘアに鋭い目つき。
しかし美貌は都会の街角を歩いていても違和感ゼロ。
学生時代は東京の有名私大でミスコンファイナリストに残った伝説の女である。
遥広報官が説明する。
「すみれさんはプロジェクト立ち上げ期からの功労者で──」
美月が食い気味に言う。
「“レガシィ斬り”とか“インプレッサ無双”とかよう使ってはった人や!」
綾乃がうなずく。
「うちらの代やったら、そらもう伝説どすえ」
その名の通り、
必殺技はすべて太田市で生産された自動車の車種名。
敵は毎回「えっ!?」と言う間に吹っ飛んでいた。
一線を退いてからは、
後輩育成と機材修理を担当する裏方へ。
これもまた似合う。
実家は太田市の下請け町工場。
すみれ自身も電ドラ片手にバリバリ働く職人なのだ。
そんな彼女の元に、
茨城の野生児・唯奈、
那須の箱入り・結花が研修生として加入。
この二人を鍛えるうち、
すみれの中で眠っていた“戦闘民族スピリット”が甦る。
「クッ…この血が、騒ぐ!!」
その結果、
現役復帰を決意。
しかしコーチとしての自覚も強く、
「まずは背中を見せるのが私の役目」と真剣に語る姿は実に熱い。
すみれにはもうひとつ裏の顔がある。
酒と博打にめっぽう強い女国定忠治。
飲み比べ大会ではまず負けない。
麻雀も競輪も競馬も強い。
男性遍歴は──
美月「すみれコーチ、ほんま何人と付き合ったん?」
すみれ「両手の指じゃ足りねぇ。足の指も使ってもまだ足りねぇな」
綾乃「……壮絶どすなぁ」
遥広報官は苦笑する。
「すみれさんは熱い方なので……あの、合う合わないで時々衝突しますけど、仲は悪くないです」
会議室がすみれ一人で空気を支配してしまう。
都会的で艶やかな美貌と、上州の山風のような豪胆さ。
このギャップに魅了されるヒロインも多い。
麗奈が言う。
「すみれコーチ、かっこええ……でも怖い……」
澪「まぁ群馬やし……」
沙羅「ハマの私でも敵わないかも……」
すみれは最後に一言だけ言った。
「唯奈の野性味も、結花のお嬢様ぶりも、まとめて私が鍛えてやる。
だけどな──教える以上、私が最前線で戦えなきゃ話にならねぇんだよ」
その言葉に、
美月・彩香・綾乃・小春・みのり・麗奈は震えた。
彼女は本気だ。
“上州の鬼教官”は、再び現場へ戻る。
こうして、
太田すみれコーチの第二章が幕を開けた。




