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ヒロインズ・リンク 〜戦隊ヒロインプロジェクト〜  作者: スパイク
プロローグ

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佐渡の田んぼで三角関係!? ― 蒼牙2000・改と農ガール大騒動

日本海に浮かぶ大きな島、佐渡。

金山の歴史、トキの保護、そして豊かな海と大地。新潟本土からフェリーで渡ると、そこには広々とした田園とゆったりした時間が流れている。実はこの島、米作りや果樹栽培など農業も盛んで、近年はスマート農業の導入にも積極的な地域として注目されている。


そんな佐渡島に、この日、戦隊ヒロインが上陸していた。


目的は――


「佐渡スマート農業フェスティバル」


島の農業振興イベントである。


参加メンバーはなかなか豪華だ。


スマートファームの女王

本間菜帆


常陸太田のトラクター操縦者

山口唯奈


そして巨大トラクター

蒼牙2000・改


さらに今回の助っ人ヒロイン、


愛知県出身の器用人間

山田真央


そしておなじみ、

場をかき回す専門家


大宮麗奈。


佐渡の農家たちが並ぶ会場で、菜帆が講演していた。


「AI農業と地域振興は、これからの日本農業の大きな可能性です」


観客は真剣に聞いている。


しかしその裏で事件が起きていた。


農業用ドローンのネットワークが


全停止。


スマート農業イベントなのに、

ドローンが飛ばない。


スタッフが慌てる。


「ドローン管理サーバーが落ちてます!」


「通信ネットワークも不安定です!」


会場は軽くパニック。


そこで動いたのが、


菜帆。


「データ見せてください」


冷静に状況を確認する。


そこへ蒼牙2000・改の通信が入る。


「ネットワーク解析を開始します」


まるでSF映画である。


さらにもう一人、


工具箱を持って走ってきた人物がいた。


山田真央。


「配線見てくる!」


愛知県人らしく、妙に作業が速い。


真央はドローン基地の配線を見て言った。


「これ、接触不良だ」


「ちょっと直す」


数分後。


カチッ。


電源が復旧。


同時に蒼牙2000・改が言う。


「通信回復」


「ドローンネットワーク正常化」


次の瞬間。


ブオオオオオ。


ドローンが一斉に空へ飛び上がる。


観客から


拍手。


農家のおじさんが言う。


「ヒロインすげえ!」


イベントはそのまま予定通り開催された。


菜帆の講演。

ドローン実演。

スマート農業デモ。


すべて大成功。


そして蒼牙2000・改が言った。


「今回のトラブル対応は」


「菜帆さんと真央さんの判断が非常に優秀でした」


「完璧なチームワークです」


真央が笑う。


「いやいや、たまたま」


蒼牙2000・改はさらに言う。


「特に菜帆さんの状況判断は」


「理想的でした」


完全にベタ褒めである。


その様子を遠くから見ている人物がいた。


唯奈。


腕を組んでいる。


一言も仕事をしていない。


ぽつりと呟く。


「オラ」


「今日」


「何もしてねえ」


そこへ麗奈が近づく。


ニヤニヤしている。


「唯奈」


「また嫉妬してる~」


唯奈

「してねえ!」


麗奈

「してるしてる」


唯奈

「してねえっぺ!」


麗奈


「だってさ」


「菜帆と蒼牙」


「完全に仕事パートナーじゃん」


唯奈


「……」


麗奈


「しかも真央まで仲間入り」


唯奈


「……」


麗奈


「唯奈のポジション」


「操縦だけ?」


唯奈


「うるせえ!」


そこへ蒼牙2000・改が近づく。


「唯奈さん」


「今日の運転」


「安定していました」


唯奈


「まだ運転してねえ!」


佐渡の夕暮れ。


海風が田んぼを揺らす。


菜帆と蒼牙2000・改が農業の話をしている。


真央はドローンを触っている。


麗奈は笑っている。


そして唯奈は腕を組んでいる。


トラクターと農ガールと操縦者。


妙な三角関係は、


佐渡の田んぼでも


しっかり続いているのであった。

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