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ヒロインズ・リンク 〜戦隊ヒロインプロジェクト〜  作者: スパイク
プロローグ

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極彩色がまぶしすぎる!生口島・耕三寺カラフル大仏ランウェイ大騒動

多少マジメになったはずのヒロ室広島、通称ヒロヒロ。

だが「多少」である。所詮ヒロヒロである。


今回の舞台は、瀬戸内海に浮かぶ生口島。しまなみ海道で本州と四国をつなぐ、柑橘と潮風の島だ。そしてその中心にそびえるのが――耕三寺。


耕三寺。

ただの寺ではない。

母への感謝から建立された壮麗な堂塔群。日光東照宮を思わせる極彩色の装飾、精緻な彫刻、そして白い大理石の庭園「未来心の丘」。青い空と瀬戸内の海を背に、白と金と朱がきらめくその光景は、もはや“映えの聖域”。


「これは勝てる」


ノムさんがサングラスを外す。


「何に?」


のどかが即座に聞く。


今回の企画名は――

生口島・耕三寺カラフル大仏ランウェイ選手権。


意味はない。勢いはある。


境内特設ランウェイに、戦隊ヒロインと松山のご当地アイドル「オレンヂ☆ステップ」が並ぶ。みーちゃんは中央で、今日も“みーちゃんライト”全開。


眩しい。


眩しすぎる。


ファンは生口島まで駆けつけ、手にはもちろん戦隊ヒロインしゃもじ。カンカンと叩きながら、みーちゃんにも大声援。


「みーちゃーん!」


しゃもじの音が極彩色の伽藍に響く。


「ここ寺じゃぞ!」


のどかが小声で言うが、顔は笑っている。


第一種目は「背景に負けないポーズ選手権」。

極彩色の堂塔の前で、誰が一番“映える”か。


理世は優雅に、澪はクールに、沙羅はプリンセスモード。

みーちゃんは眩しさ倍増。衣装が反射して寺院がさらに光る。


梨乃は腕を広げて叫ぶ。


「全部きれいだ!」


「ポーズしろ!」


境内の装飾を見て梨乃がつぶやく。


「これ全部食べ物じゃないだ?」


「違う!」


爆笑。


第二種目は「未来心の丘スローモーションランウェイ」。

白い大理石の庭園をゆっくり歩くヒロインたち。背景は瀬戸内海。


みーちゃんがターンするたび、ライトが乱反射。


観光客が思わず写真を撮る。


コメント欄は


「寺より光ってる」

「みーちゃん神々しい」

「ヒロヒロ映え回」


ノムさんは解説席で興奮。


「耕三寺はな、日本文化の集大成だ。それにヒロイン文化を重ねる!」


「勝手に文化融合するな!」


のどかが突っ込む。


だが、実際に画はすごい。


極彩色の堂塔、白い丘、海、そして紫のヒロヒロ。


第三種目は“柑橘ポーズ対決”。

生口島名産レモンを持ってポーズ。


みーちゃんが爽やかに決める。


梨乃はレモンをかじる。


「酸っぱい!」


「それ競技じゃない!」


会場爆笑。


最後は全員でカラフルフィナーレ。

しゃもじを掲げ、ファンも一体。


カンカンカン。


寺の鐘としゃもじの音が混ざる。


「ここまで来ると芸術だ」


ノムさんが言う。


のどかが笑う。


「ただの騒ぎじゃ」


みーちゃんは汗をぬぐいながら満面の笑み。


「今日、最高でした!」


梨乃も楽しそう。


「島、好きだ!」


イベント終了後、ちゃんと参拝。


ヒロヒロはふざけても、礼儀は守る。


動画視聴数は安定の高水準。

コメント欄は


「ヒロヒロクオリティ健在」

「耕三寺がまさかのランウェイ」

「みーちゃんライト禁止にしろ」


ノムさんは満足げ。


「次は島まるごと使うか」


のどかが肩をすくめる。


「怒られるぞ」


梨乃が真顔で言う。


「大仏も喜んどるだ?」


「知らん!」


極彩色としゃもじと光るアイドル。


文化とバカの奇跡的融合。


多少マジメでも、ヒロヒロはやっぱりヒロヒロだった。

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