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ヒロインズ・リンク 〜戦隊ヒロインプロジェクト〜  作者: スパイク
プロローグ

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107/521

駿河と房総、海風を越えた“禁断の相棒愛”――ひかりとみのり、二人だけの世界

戦隊ヒロインプロジェクトに杉山ひかりが合流してまだ数日。

すでに他のヒロイン達からは妙な噂が流れていた。


「ひかりとみのり、なんか距離近くない?」

「いや近いどころじゃない。あれ、ラブストーリーの初期だぞ」


もちろん当の二人は気づかない。

むしろ嬉々として“二人の世界”を構築していた。


杉山ひかり(静岡)と館山みのり(千葉)は、奇しくも二人とも

地元の国立大に通う才女。


二人が並んで話し始めると、

なぜか周囲だけ“高度なシンパシー空間”になる。


「みのりさん、オイラーの公式ってさ——」

「いやそれ言うなら、スカラー場の波動方程式に置き換えられるんよ?」

「だらぁ~、そこを非線形で解こうとすると——」

「わかる、千葉でもそれ悩んだ!」


周囲のヒロインたち:


美月「なんや、急に学会が始まったんか?」

彩香「二人の会話、全然わからへんねんけど……」

綾乃「はんなり通り越して、もう京都大学の研究室どすわ」


ひかり × みのりの会話は、

他のヒロイン全員を置いてきぼりにする超高周波。


結果、二人は自然と“二人だけの世界”を形成。


静岡在住のひかり。

千葉在住のみのり。


会えるのは任務か訓練の時だけ。

そのせいか、ひかりは会議室に入るなり

「みのりさん、今日も会えたらぁ……」

とトーンが半オクターブ上がり、

みのりも

「ひかりちゃん、今日も可愛いねぇ……」

と地声がなぜか甘くなる。


それを見た美月と綾乃は小声で――


美月「……なぁ綾乃さん。あれもう夫婦やんな?」

綾乃「籍入れるかどうかの段階どすなぁ……」



ひかりとみのりとは遠距離(概ね200キロ程度離れている)なので、

連絡頻度がとんでもない。


最低1日5回。

「おはよう」

「今日もがんばろうね」

「お昼食べた?」

「訓練おつかれ」

「おやすみ」


欠かさない。


しかも、メッセージの締めに

「また会えるの楽しみだらぁ」

「みのりさん、次はいつ会えるの?」

などと書かれているらしい。


それを見てしまった彩香は

「恋文やんけ……」と絶句。


美音がぽつりと言った。


「この前、静岡のパルシェに二人でいたよ。

……手、つないでた」


全員「はぁ!?!?」


ただし、この情報は真偽不明。

美音が見たのはただの影だったかもしれないし、

手をつないでいたのは子供だったかもしれない。


でも噂は噂。


すみれコーチは

「いいじゃん別に。仲良いのはええこった」


と大人の反応。


が、次の瞬間には

「ただし訓練中に耳元で囁き合うのはやめろぉ!」

と雷が落ち、

ひかりとみのりは

「はい……すみません……」

とぴったり肩を並べて反省していた。


ひかりとみのり。

出会って数日で空気が既に“夫婦”。

学問でもフィーリングでも完全に一致。

遠距離でも1日5往復メッセージ。

オフの日は謎の二人旅。


他のヒロインたちは

「あれもうセット売りやん」

と半ば諦めムード。


でも、二人が楽しそうなら全て良し。

戦隊ヒロイン界に新たな伝説が生まれた。

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