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婚約者が好きなのです  作者: maruko


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番外編エミリー  幸せの使者志願

よろしくお願いします

王家の公式では現王妃と伯爵家、第二側妃と侯爵家が王家を謀っていた事と謀反の罪と言う事しか発表はなかった。

まぁ前陛下はその前に隠居して離宮に行かされてるから、場所が北の古城になった所で誰にもわからない。

隠し子に至っては存在自体発表してないから、この辺は秘密裏に進めても構わないってとこでしょうね。

うちの家は偶々知ったけど正直平民は王家の事は結婚と葬式、あとは景気でしか判断しないもんね。

前陛下の膿はまだチラホラあるらしいけれど、公爵様が本気出したので今後はタリスティア王家は安泰かな。

ところで私はこの一連の事でなんと!前王妃様、ソフィーア様のお祖母様に大層気に入られてしまった。

孫の命の恩人とか言われてお茶会に招待されたんだけど、その時にソフィーア様がうっかり前世の話をしてしまって、それで前王妃様にも前世のお話披露したら⋯って流れ、ソフィーア様って口固いのか軽いのかわからん。

ひょっとして態と?

まぁいいんだけどね。

無事にうちの商会は王家の御用達筆頭になって、陛下からも感謝の気持ちとかで叙爵して頂き近々男爵になるんです。

平民から貴族になるんだよね〜

お母さんが貴族のマナーとか勉強しないといけないと騒いでいたら、前王妃様の手配で一家全員に家庭教師が付いた。

これからうちは変わっていかないといけない。

でも楽しみなんだよね。

1回目の時は結婚して男爵夫人になって貴族になれたけど、今回は偶然ソフィーア様を助けた事でこんなに早く貴族になれた。

ソフィーア様とはあれからもお友達。

私とライラの家庭教師は王宮に手配されちゃってるから二人で毎日通ってる。

勉強のあとのお茶会をソフィーア様と今回で王妃になったソフィーア様のお母様とするんだけど、なんと私達のマナー講師も付いてくる。

お茶もゆっくり飲めないのは結構苦痛です。

なんか血筋なのか妙に堂々としてるライラ。

6歳の子に負けそう⋯⋯姉頑張る!!


──────────────


色んなことが落ち着いた頃、ソフィーア様に恩返しをしたいと真剣な顔で言われた。

叙爵もしてもらって友達にもしてもらえたから充分だって言ったけど納得してもらえない。

だから1回目の人生のオーランの話をしてみた。

彼を助ける為に私が何をすればいいのかわからない、私が迂闊に話した事で彼の自死を誘発してしまったのが唯一の引っかかりなんだよね、今でも。

私の中の痼になってる。

ソフィーア様はお祖母様に相談してくれた。

お祖母様は流石です。

1回目と2回目では私がタリスティアにいる時点で、状況も変わってしまってるのに2年位で全てを調べてくれた。

私が調べたってこうは行かない。

解決策がアリー様ということでソフィーア様が物理的に離す事を提案してくれて、それには婚姻だとあっちこっちに打診の手紙を送りまくってた。

お祖母様も協力してくれてたんだけどその途中でとんでもない事が解って、3人で驚愕した。

ソフィーア様が伝手を使って送った手紙の一つにラシュトニア王国という国があるんだけど、お祖母様の娘、所謂陛下のお姉さんが嫁いでる。

その国から王家の醜聞の暴露と共にアリー様のお母さんがそこの公爵令嬢だった方ではないかと、本人の確認をしたい、探してるんだと返事が来たんだよ。

まさかの展開で顎外れそうだった。

それからラシュトニアとやり取り始めたんだけど、ほんとに遠い国だよ。

かかる、かかる時間が、手紙だけでも2ヶ月はかかるし、騎士団長さんとか来たんだけど、来るって言ってから3ヶ月はかかったよ。

密かにスルベージュに行って調べて顔の確認もしたみたい。

それで本人確認完了。

それから自然な形で婚姻が整うようにと、またやり取り。

ラシュトニアにも見付けるキッカケを作ってくれたって感謝されてラシュトニア王家フリーパスをもらったけど遠すぎるからいらないよ。

取りあえずは一連の話は、私からスルベージュに提案したほうが自然だろうって事で話はついた。

提案私で、纏めがソフィーア様。

オーランだけなら私でいいけど、侯爵やら伯爵まで絡んでたら私じゃ太刀打ちできないもんね。

アリー様母娘の事はラシュトニアが頑張るって言ってたよ、罪滅ぼししたいんだって。

どうやってスルベージュに行くかなぁと思案してたんだけど乙女ゲームの事もあったからソフィーア様に貴方悪役令嬢ですよと、とうとう暴露して安全策を取り色々暗躍した。

ソフィーア様がスルベージュに行く時に侍女として付いて行くことになったから、その時に計画を実行するとラシュトニアにも連絡。


オーラン元気かな?

リリーベル様と婚約したみたいで良かった。

これでみんな幸せになれるよね。

2回目の人生、私の死に戻りはみんなを幸せにする使命があったのかも、まさにヒロインじゃない?

乙女ゲームは全く違う話になっちゃったけど、ヒロイン健在って事で、まぁいっか〜。

あとはラシュトニアの王子様に頑張ってもらおう。

YES他力本願。

ここまでも他力だけどね。

半年後にはスルベージュに行きます!

みんな待っててね。

幸せの使者が向かうから〜。





ここまでお読み頂きありがとうございました。

エミリー編ここで終了です。

そして、婚約者が好きなんですも完結致します。

楽しんで読んで頂けていれば幸いです。

ひょっとしたらまたafterstoryとして投稿する事もあるかもしれません。

また別作も投稿致しますので今後もよろしくお願いします。

                  maruko


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