半端者な僕は
守る者と
挑む者
挑戦者
開拓者が
いつだって
歴史に名を残してきたけれど
挑んで
切り開いた道を
名もなき地へ
戻してしまわぬように
多くの人が
安心して
歩ける道として
整え守る
あと一歩
踏み出せる
あと少し
踏ん張れる
その理由になれる
帰れる場所となって
守る人
誰もが皆
勇者で
名もなき英雄で
道も切り開けず
何も守れなかった
僕みたいな
半端者は
どこかの暗がりの隙間で
一人
手を取り合う人々を
見上げているだけ
諦めきっている
あの日の僕の
その手を引いてあげられたなら
僕は
どちらにもなれなかった
半端者
諦めないといけないのに
諦められないと
泣いている
情けない
半端者
ただ
半端者として
何もできずに
震えていたあの頃は
もう超えてきている
守る者
挑む者
みんな
いつだって凄くて
僕はいつだって
追いかけているのだけで
精一杯