表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

ようこそ未知の世界へ

ようこそ夢の世界へ

作者: リィズ・ブランディシュカ
掲載日:2022/11/07




 数日前。


 私はとある遊園地のポスターを見て、考え事をしていた。


 とても楽しそうな場所だ。


 できるなら行きたい。


 でも無理だ。


「ごほごほっ」


 とてもそんな余裕はない。


 今の私には、そんな元気がない。


 数日前から体調を崩してしまっているから。


 早く薬を飲んでよくならなくちゃ。








「ようこそ!」


「ようこそ!」


「夢の世界へ!!」







 お菓子、食べ放題!


 乗り物、乗り放題!


 お金は、いりません。


 時間制限もありません!







 私は感激していた。


 行きたかった遊園地に、やっとこれたんだ。


 きらびやかなアーチのある入口をくぐって、中に入る。


 かわいらしい建物に、キラキラした装飾。


 なんて夢の様な場所なのだろう。


 幸せだ。


 ここなら、嫌なことを忘れて一日中遊んでいられる。


 せっかくこれたんだから、満喫しなくちゃ。


 でも、どうしてこれたんだっけ?


 まあいいや、細かいことは。








 ああ、素敵な時間だったな。


 私は幸せな気持ちで、たくさんのお菓子をたべたり、乗り物に乗ったりして遊んだ。


 素晴らしい場所だった。


 こんないい所、みんなにも教えてあげたいな。


 でも、あれスマホが繋がらない。


 電波が入らないや。


 SNSも使えない。


 どうして。


 私は混乱しながらその場所を出ようとした。


 けれど、出口がなかった。


 入り口はちゃんとあるのに、どんなにさがしても出口がみつからない。


 私は、途方にくれるしかなかった。


 ここは楽しい場所。


 だけどずっとはいられない。


 早く帰らなくちゃいけないのに。


 出して、お願い外に出して。


 どこからか、スタッフが飛んできて私を捕まえようとしてくる。


 逃げないと。


 でも、体が動かない。


 あれ、体の調子が、だんだん悪くなってくる。


 なんで?


 どうしてか、目の前がまっくらになっていった。






「死亡しているようです。事件性は」


「この様子だと、ないだろう」


「薬の飲みすぎですかね?」


「数日後に遊園地に行く計画をしていたようだが、かわいそうに」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ