表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/6

『こちらブラック商事魔界支部』

『こちらブラック商事魔界支部』


 人間界から左遷された俺は、魔界支部営業課長として働くこととなった。

 ここでの業務は激務そのもの。超過勤務やサービス残業・セクハラ・パワハラは当たり前。

 それでも真面目に働く魔族リーマン達。

 それには魔族にしか分からない秘密がある。

 とにかくこいつらは負の感情を好むのだ。

 苦しみや悲しみや嫉妬や怒り。そんな感情で魔界は秩序を保っているらしい。


 部下たちは、残務を与えれば与えるほどに恍惚の表情を浮かべる。

 唯一の人間で上司である俺は、こいつらへの劣悪な労働環境に心配すら抱く。

「こ、こいつら本当に大丈夫なのか・・・・・・?」



 ケース①《OL魔あ子(まあこ)


 天使のような見た目をしたツノがキュートな悪魔のOL『魔あ子(まあこ)ちゃん』。

 あどけない顔つきにわがままボディ。営業部の花だ。

 俺はことあるごとに彼女にセクハラをして楽しんでいるってわけ。

「ちょっと、そこのボールペンを拾ってくれないかな?」

 かがんだ先のスカートを覗いてみたり。

「お茶が飲みたいな。ちょっと給湯室に行こうか。」

 うちの給湯室は実に狭くてひと目につかない。

「そんなに大きな胸をして、肩がだいぶん凝ってるんじゃないかな?」

 必要以上のボディタッチは欠かさない。これも大切な部下とのコミュニケーションの一部だからな。



 以下、魔あ子(まあこ)の証言である。


 セ、セクハラされることは嫌なんです。

 エッチなことも嫌いじゃないけど、やっぱり好きな人からされたいっていうのは当たり前のことですよね?

 でも、もしセクハラされてることを公表したらどうなると思いますか?

 会社にバレたら課長は恐らくクビ。私は平穏な生活を取り戻す・・・・・・。

 平穏な生活?・・・・・・違う。


 それじゃあ気持ちよくなれないんですぅ!!



 魔あ子(まあこ)の鼻の穴が少しだけ広がったのを俺は見逃さなかった。



 吐息が漏れるその小さな口に、給湯室の冷蔵庫で保存(忘れられていたかのように)されていた、太くて立派な竹輪(ちくわ)ぶち込んだ。

「にごwsv:あ」

 言葉にならない声を発する魔あ子。

 俺は竹輪(ちくわ)を強引にピストンさせた。

 唾液がだらしなく伝うそれを抜き取ると。

「セクハラ、公表するのか?」

「し、しぃまぁへんんん」

 表情はなおも嬉しそうだ。



 そうだ。魔あ子(まあこ)はもはや俺の性奴隷。

 だが肉体的な苦痛などは与えない。

 精神的な苦痛で支配するのだ。


 まんざらでもない魔あ子(まあこ)は、とうとう俺をご主人様だと認めたようだ。


 新年会の帰り道、物欲しそうにする魔あ子(まあこ)

「お前ばかりに構ってはいられないのだよ。」

 そうだ俺は中間管理職。

 沢山の部下が俺のことを待っている。


 二次会のカラオケでは大人しい魔津田(まつだ)にEX○LEを無理やり歌わせた。


 魔あ子(まあこ)には?

 俺とのデュエットだ。

 デュエットソングの定番『オークとメデューサ2021』を、魔あ子(まあこ)の華奢な肩を抱きながら、魔あ子(まあこ)に気がある魔木村(まきむら)の目の前で、見せ付けるように歌い上げる。


 強引なやり方に魔あ子(まあこ)の腰が小刻みに震えているのを俺は見逃さなかった!


 タンバリンのジングル(金具の部分)を魔あ子(まあこ)の腰回りに這わせた。

 じりじりとスカートの先の尻肉を爪でなぞるように。

 そうまるで愛撫しているかのように。


「あ、あふんっ」


 よーし色っぽい声になってきたぞ。

 最後は皮張りのヘッド部分でケツにリズミカルな打撃を!


 ぱん!ぱん!ぱん!


 その快活で楽しげな音と共にだらしなく(よだれ)が垂れる。

 いいぞいいぞ!

 お前は今夜ポルノスターだ!


 魔木村(まきむら)の表情が嫉妬から悦びに変わっていくのを俺は見逃さない!

 寝取られ感覚を味わってやがる。このド変態め。



 今夜もこうして、魔界の秩序は保たれているのだった。

最後まで読んでいただきありがとうございます!


もし心のどこかに引っ掛かったのなら是非評価の方をお願いします。


面白かったら☆5つ

面白くなかったら☆1つ


正直な評価をお願いします。


また感想、ご指摘も頂ければ幸いです。

連載の活力です!

宜しくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ