第7話 ようこそ、冒険者ギルドへ ~試験編~
前回のお話……深見真澄のセクハラ疑惑
(真 ゜Д゜)私は無実だ!
(ミ ゜Д゜)(ロ ゜Д゜)有罪
「まったく、突然大声を出すから何事かと思えば」
「それならそうと教えて下さればよかったのに」
「聞く耳持たなかったよね? 問答無用で引き摺っていったよね?」
ミシェルとローリエに引き摺られ、強制的に訓練場の外へ連れ出された後、俺は二人から折檻された。
ローリエからはディーナ女史へのセクハラ行為について延々と―――正座で―――説教をされた。泣きたくなった。
そしてミシェルからは説教中ずっとアイアンクローを―――後頭部鷲掴み―――喰らわされた。
めっちゃ痛いし、頭蓋骨が歪むのではないかと恐怖した。
最早、折檻というよりも普通に拷問である。
いきなり大声を出したのは悪かったと思っているし、反省もしているけど、あれはディーナ女史を害そうとした少年を止めるためにやっただけなのです。
そのように説明したのだが……。
「ではあの質問内容に他意はなかったんですね? 全くこれっぽっちもなかったんですよね?」
「……」
ノーコメントでお願いします。
「ただ美人って言っただけなのに……」
「「……」」
ポロリと漏れてしまった呟きを聞き咎められた結果、何故か二人に対しても美人と告げるよう強要された。
実際に言ったら言ったで心が込もっていないだのと文句を言われた挙句、やり直しまで要求された。
理不尽極まりない。どないせぇっちゅうねん。
そんな不毛なやり取りに時間を奪われ、訓練場に戻って来てみれば、残る受験者は俺を含めてあと二名。
そして現在、名も知らぬ少女がグラフさんに挑戦中という訳だ。
それにしてもこの少女……。
「ちっちゃいなぁ」
ここで言う「ちっちゃい」というのは、年齢的に幼いとかではなく身体的なお話。
文字通り身体が小さいのだ。
例えとしては悪いが、体格的には普通のゴブリンと大きく変わらないかもしれない。
身長は120センチ前後といったところだろう。
小さな子供のような体躯。その割に顔立ち自体は十代前半程度に見えるものだから、少々アンバランスな印象を受ける。
あと関係ないけど普通に可愛い。
「あれはおそらく小人族だな」
「リリパット?」
なんぞそれ?
「えぇっとですね、小人族というのは―――」
小人族―――名前が示す通りに小さな身体が特徴の種族で、人間族とよく似た姿をしている。
余程高齢にならない限りは、成長しても子供のような姿をしているため、外見から年齢を判断するのは非常に難しい。
大柄な者でもゴブリンより少し身体が大きい程度。
すばしっこくて手先も器用だが、他種族に比べてあまり戦闘に向いた種族ではないらしい。
毎度お馴染み、ローリエ先生の簡単講座でした。
「いろんな種族がいるもんだなぁ」
「勿論中には例外も存在するが、やはりあの矮躯だ。到底戦いに向いているとは言い難い」
「エルフのように魔法に長けている訳でも、ドワーフのように頑強な身体をしている訳でもありませんからね」
そこだけを聞くとなんだか不憫に思えてきた。
そんな小人族の少女が小柄な身体を生かしてちょこまかと動き回り、手にしたナイフ―――あの体格では人間の大人が扱うような剣や槍は使い辛かろう―――でグラフさんに攻撃している。
グラフさんは少女から加えられる攻撃を涼しい表情で捌き、時折両手剣による反撃を行う。
その反撃を必死な表情で躱す少女。実に対照的だ。
というかグラフさん、ここまで一人で受験者の相手をしている筈なのに全然疲労しているように見えなかった。
「元白銀級冒険者とやらは伊達じゃないってことか」
「のらりくらりと対峙しているように見えるが、その実全く隙が無い。打ち込めるように思えるのは誘いだな。わざと捌き易い箇所を攻撃させている」
「解説ありがとう。ミシェルでも勝つのは無理?」
「不可能とまでは言わんが、難しいだろうな。あれが本気である筈もないし」
「うぅむ」
ミシェルでも勝つのが難しい相手に俺ごときがどうやって勝負を挑めというのか。
なんてことを考えている内に模擬戦に動きがあった。
「あッ!?」
グラフさんの懐に入り込むため、姿勢を低くして突っ込んだ少女だったが、剣の腹で肩を叩かれて体勢を大きく崩してしまう。
疲労も溜まっていたのだろう。
踏ん張りが利かず、勢いのまま派手に転んでしまった。
同時にディーナ女史から模擬戦の終了が告げられる。
「お疲れさん。小さい身体を生かして動き回るってのは悪い手じゃない。あとはその動きを維持するための体力や相手の隙を窺う目を養わんとな」
ゼェゼェと荒い呼吸を繰り返すばかりの少女に返事をするだけの余裕はなさそうだ。
手足を痙攣させ、転んだまま起き上がることすら出来ずにいる。
「コレットさんでしたね。おめでとうございます。合格です。試験終了後、受付にて手続きを行って下さい」
そんな少女に構わず、淡々と合格を告げるディーナ女史。
せめて自力で立ち上がるまでは待ってやれよ。
少女―――コレットちゃんが回復するのを待ってから、最後の試験へ移ることになったのだが……。
「それでは最後の方、マスミ=フカミさん。武器を選んで前に出て下さい」
「了解です」
最後の受験者、つまり俺の出番。
目の前に並べられている武器の数々。
この中から選べと仰るが、さてどうしたものだろう。
剣も槍も斧も扱ったことなんてない。
長柄のハンマーや棍棒なんかを力任せに振り回すだけなら何とかなりそうだけど、完全首狩り用にしか見えない大鎌まで置いてあるのは何故?
他には鞭や鎖。それと杭。拷問でもするのかね?
やはりナイフくらいしかまともに使えそうな武器がない。
「参ったなぁ」
取り敢えず使い易そうなナイフを見繕っておくとして、他には何があるだろうかと物色している途中、一式揃えて置かれている弓矢が目に付いた。
俺の腕では矢を真っ直ぐ飛ばすことすら難しいけど、飛び道具は有りなんだ。
だったら……。
「質問よろしいでしょうか?」
「またですか。今度ふざけた質問をしたら問答無用で不合格にしますからね」
「真面目にやるんで勘弁して下さい。弓が置いてあるということは、試験中に遠距離から攻撃することは禁止されていないということでしょうか?」
「その認識で間違いありません。冒険者全員が前衛の戦士とは限りませんからね。本試験はあくまで受験者の戦い方や現在の技量を見るためのものですので、使用する武器の種類までは問いません」
「であれば……」
服の中に手を突っ込み、周りから見られないように〈顕能〉を発動。
「これを使ってもいいですか?」
如何にも懐に仕舞っていたかのように〈顕能〉で取り出した物を高々と掲げる。
「それは……なんですか?」
「自分の故郷で使われていた飛び道具の一種で、スリングショットといいます」
取り出したのは、ゴブリン迎撃の一助となった改造スリングショット。
弓矢が有りだったら、これだって問題ないだろう。
説明がてらに実演してみせる。
「弾と紐を一緒につまんで引っ張って……離すと弾が飛んでいきます。弓矢ほどの威力も飛距離も出せませんが、こうして簡単に扱うことが出来ます」
「成程。グラフさんは如何ですか?」
「んー、まあそれだったら問題ないんじゃないか? 弾は代わりのものを用意せにゃならんけどな」
「ありがとうございます」
鉛玉の代わりに同じようなサイズと形状の木の実を用いることで、武器としての使用を許可された。
名称不明なこの木の実だが、そんなに硬い殻でもないので、服の上から直撃しても怪我の心配はなさそうだ。
鉛玉程の硬さも重さもないので取り回しは少々悪いが、これ以上の贅沢は言えん。
何発か試射して感覚を調整……よし。
「お待たせしました」
「おー、それじゃあ始めるかぁ」
10メートル程の距離を置いてグラフさんと対峙する。
「それでは改めて最後の試験を開始します。始めッ」
ディーナ女史の開始宣言とほぼ同時にスリングショットを構え、木の実を飛ばす。
鉛玉程ではないものの、目で追うにはそれなりに難儀するくらいの弾速は出ている。
だが……。
「へぇ、結構速いんだな」
のんびりとした口調とは対照的に片手で保持した両手剣を素早く跳ね上げ、グラフさんは木の実を難無く弾いてみせた。
パキッと小さな音を立てて殻が割れた。
ここまでの試験の間―――といっても俺は途中席を外していたけど―――やはり手を抜いていたのだろう。
先の斬撃は魔力で身体能力を底上げしたミシェルもかくやと思わせる程に速く、鋭いものだった。
風切り音すらほとんどしなかった。
刃引きしてあるとはいえ、あんな一撃を喰らったらただでは済むまいが、一言物申したい。
何故、最後に限って実力を出すのかと。
「なんか他と比べて俺の扱い違くありません?」
「いやいや、誤解だって」
嘘吐け。めっちゃ笑ってるじゃねぇか。
ニヤニヤすんな試験官。俺にも手ぇ抜けや。
持ち弾は全部で三十発。残り二十九発。
「そいッ」
「残念」
会話の合間に一発飛ばすも、あっさり弾かれてしまう。
残り二十八発。
「ほれほれ、それで終わりかい?」
「……」
あからさまな挑発だ。無視無視。
とはいえこのまま無闇に撃ち続けたところで、持ち弾が尽きて終わるのは目に見えている。
こちらが撃てば撃つ程、グラフさんの目は弾速に慣れていき、より防御が容易になる。
そうなったらきっと自ら積極的に攻めてくるだろう。
開始一分の時点で既に決め手に欠ける状況だというのに、接近戦に持ち込まれてしまったら勝ち目など皆無。
結局、俺の方から打って出るしかない訳か。
「嫌だなぁ」
端の方でミシェルとローリエから控えめな声援が送られてくる。
他の受験者―――主に野郎共―――から睨まれるので今すぐ止めてほしい。
仕方がない。俺も腹を括るとしよう。
負けたところで命を奪われる心配はないし、勝敗は試験の結果に関係ないとも事前に言われている。
現に小人族の少女も負けたのに合格だった。
折角の機会だし、大先輩に胸を借りるつもりで挑ませていただきましょうか。
「いざ短期決戦!」
「なぁローリエ、あれって口に出しちゃいけない台詞ではないか?」
「まぁ、マスミさんですし?」
ミシェルとローリエは黙ってなさい。
グラフさんを中心に円を描くように走りながら弾を飛ばし続ける。
当然、防がれてしまうが構うものか。
彼の足を止めることが出来ればそれで充分。
「なんだなんだ、どうするつもりだ?」
軽口にも応じない。
移動と牽制を繰り返しつつ、徐々に円の幅を狭めていく。
持ち弾の残りが半分を切ったところで……。
「お?」
方向転換し、グラフさんに向かって直進する。
俺が直接向かってくるとは思わなかったのか、意外そうな声を上げるも迎撃のために剣を構えた。
彼我の距離は残り3メートル。
いつ斬り込まれてもおかしくない。
俺は残っていた持ち弾を掴めるだけ掴み取り―――。
「鬼はぁ……外ぉ!」
―――グラフさん目掛けて投げ撒いた。
「うおぃ!?」
思わず硬直するグラフさん。
まさか数の減ってきた持ち弾を撒かれるとは予想出来まい。
それでも即座に立ち直り、迎撃に移れるのは流石と言うべきだが、今回は距離が近い上に数も多い。
全てを弾くことは叶わず、数発が彼の身体に命中した。
といっても所詮はただの木の実なので、ダメージは皆無。
本命はここからだ。
「らぁぁあああッ!」
「―――ッ!?」
持ち弾を投げ撒いた直後、右手に持っていたスリングショットを手放し、腰裏に隠していたナイフ―――武器選びの際に拝借したもの―――を素早く引き抜いて斬り掛かる。
普段は逆手で握るナイフを順手で保持し、最速の攻撃―――刺突を繰り出す。
狙いは剣を振った所為でがら空きになった胴体ではなく、防具で守られていない喉元。
防御は間に合わない。
今度こそもらったと思った瞬間―――。
「―――がぁッ!?」
―――右手に強い衝撃が走った。
ゴキッという嫌な音が耳に届き、数秒と経たな内に鈍い痛みが襲ってきた。
眼前ではグラフさんが両手剣を振り上げた姿勢のまま立っている。
何故かその表情は悔いるかのように顰められていたが、今の俺にそれを気にしていられるだけの余裕はなかった。
痛みに耐えられず、手首を押さえままその場に膝を突く。
握っていた筈のナイフも弾かれた際に何処かに飛んで行ってしまった。
「ゔっ、ぐうぅぅ……ッッ」
「マスミ!?」
「マスミさん!?」
ミシェルとローリエが慌てて駆け寄って来た。
「おいっ、大丈夫か!?」
「しっかりして下さい!」
「だいじょ、ぶ……じゃない。多分、折れてる、から……触んないで……!」
何年振りに味わったのかも分からない骨折に脂汗が噴き出す。
死ぬ程痛ぇ……!
「……確かフカミさんでしたね。確認なのですが、貴方が使用する武器はスリングショットではなかったのですか?」
今の俺の状態などお構い無しにディーナ女史は質問をしてきた。
途端にミシェルが火を吹いた。
「おいッ、そんなことより治療が先だろう!」
「試験に関係無い方は黙っていて下さい。フカミさん、お答えを」
「……確かにスリングショット使用の許可を求めましたけど、スリングショットしか使わないとは一言も言ってません」
使用出来る武器が一つだけだなんて説明も受けていない。
だから密かにナイフを拝借したのだ。
「ではナイフを隠し持っていたのは何故ですか?」
「隠しておかなきゃ不意を突けませんし、武器を隠すことを禁止された覚えもありません」
正面からまともに戦ったところで勝ち目などなかった。
ならば奇策を用いるしかない。
「貴方は自分がどれだけ常識外れなことをしたか、理解しているのですか?」
「……常識?」
「貴方が言ったように使用出来る武器の数についても、武器を隠す行為についても、ルール上は何の問題もありません。だからといって貴方の行いを黙認しては他の受験者が―――」
「だったらなんだ? ルール違反じゃねぇならグダグダ騒ぐな」
舐めているとしか思えない発言に段々と腹が立ち、黙っていることが出来なかった。
俺から言わせれば、目の前の女も試験のために集まったというガキ共も全員揃って舐め腐っている。
相手が自分よりも格上だと分かっているのに、そのための対策を講じないのは何故だ。
馬鹿正直に正面から挑むばかりで誰も頭を使おうとしない。
そんなものは端っから勝負を諦めているのと同じことだ。
「俺は勝つために今の自分に出来る最善を尽くした。それを横からゴチャゴチャと口出しするな。俺のやったことに問題があるってんなら、まずはギルドがルールを明確に定めてから言え」
「なっ、何を言っているのですか……!」
「どうでもいいけど、さっさと結果を教えてくれる? 何せこっちは怪我人なもんでね。痛くて堪んねぇからさっさと治療したいんだけど」
自分でも驚くくらい頭に血が上っているのが分かる。
一刻も早くこの女との会話を切り上げたかった。
「あっ、貴方は―――!」
「合格だ」
ディーナ女史の台詞を遮って合格を告げたグラフさんが、横から何かを差し出してきた。
薄っすらと赤い液体に満たされた細長い透明の容器。
何やら淡く発光しているようにも見えるが、この液体はいったいなんだろう?
訝しげに見ている俺の脇で、何故かミシェルとローリエが目を見開いていた。
「それってまさか……魔水薬ですか?」
「ああ、そこまで等級の高いもんじゃないが、骨折くらいなら治せる」
「マジで?」
魔水薬。
以前、ローリエが説明してくれた異世界の素敵アイテム。
飲んだり振り掛けたりするだけで立ち所に傷を癒してくれるという話だったが、この口振りだとどうやら本当らしい。
「これは……いただいてもよろしいので?」
「怪我をさせたのは俺の責任だからな。貰ってくれなきゃ逆に困る」
そう言って苦笑するグラフさん。
「では遠慮なく。いい加減やせ我慢もしんどかったんで」
「グラフさんッ、何を勝手に―――」
「ディーナちゃん、彼は何もルールに違反してないよ。責めるのは筋違いってもんだ」
食って掛かるディーナ女史を淡々と諭すグラフさん。
その間に俺は受け取った魔水薬を口にする。
……ちょっと苦い。
「武器を隠し持っておくのも、策を弄するのも戦闘では当たり前のことだ。冒険者はもっと卑怯な盗賊や魔物を相手にするんだぞ?」
「たとえそうであっても、彼の言動は新規登録者として目に余ります!」
「態度や素行の悪い冒険者なんて腐るほど居るんだから、この程度可愛いもんだろ。それに最終的な合否の決定権は俺にある。その俺が合格と判断したんだ。何か問題でもあるのかい?」
「それは……」
悔し気に唇を噛むディーナ女史。
完全に上下関係が逆転している。
試験開始前に見たうだつの上がらない中年男性は何処に行ったのか。
誰だこのナイスミドルは……。
「それにしてもすまんかったなぁ。焦って本気を出しちまったよ」
「アハハ、オキニナサラズ」
あれが本気の一撃か……全く見えなかった。
刃引きした剣で打たれたから骨折で済んだものの、そうでなければきっと手首から先がサヨナラをしていたことだろう。
そんな折られた手首なのだが、何やら骨自体が勝手に動いているような妙な感覚がする。
「なにこれ気持ち悪い……」
なんて思っていると徐々に痛みが引いていき、十秒も経つ頃には普通に動かせるまでに回復した。
もう治ったの?
劇的な効果だな、魔水薬。
「お前さんにとっては災難だったろうけど、今日この場に集まった受験者には良い薬になったと思うよ。闇雲に武器を振り回す以外にも戦い方はあるんだってな」
「どうですかねぇ」
理解していそうな子も何人かはいるけど、相変わらず睨み付けてくるのもいる。
あぁん、やんのか小僧?
「俺にとっても勉強になる試験だったよ。木の実をぶつけられたのは生まれて初めてだ」
何がそんなに面白いのか、大声で笑うグラフさん。
キャラが変わり過ぎでは?
「改めて合格おめでとう。これからお前さんがどんな活躍をするのか楽しみだ」
右手を差し出し、俺に握手を求めるグラフさん。
「もう二十八歳なんで、あんまり期待されても困るんですけど……」
特に断る理由もないので握手に応じたら、グッと強く握られた。
ちょっと痛い。負けじと力を籠めて握り返すとグラフさんはニヤリと口の端を歪めた。
笑うな中年。
「ようこそ、冒険者ギルドへ。歓迎するぞ?」
「歓迎しなくてもいいんで、そろそろ手を離して下さい」
凄く痛いので。
こんなに文字数が増える筈じゃなかったのに……




