第十三話 〜仲間〜
のっそりとベットから出て、外にある井戸へと歩く
「ふぁぁぁ〜......ねむ.....」
顔を洗いながら、オレはこれからを考えていた
邪教団がこの機会を見逃すはずが無い、きっと新しい信者を増やして居る事だろう
だとすると、今日動く可能性もある
それに.....死滅神が言っていた
【絶望は死から生まれるだけでは無い】
その言葉.....それは死以外の絶望が現れる事を予言していたんじゃあないだろうか........
この時考えられた答え
それを覚えていられたなら
........あんな事にならなかっただろうに
結果論かもしれない
だが、その結果が、終わりへの一歩となったのは確かだった
何でも屋の依頼場所として作った小屋に備え付けた鈴の音が鳴り、オレは玄関へと歩き出す
「はーい」
扉の鍵を開け、扉を開けるとそこには
「こんにちは、その.....何でも屋で働く事って出来ますかね?」
「.........ア......ラン?」
トライト、エガン、そんな過去の仲間の1人
魔法使いのアランが居た
「えーっと.....すみません、恐らく.....そのアランさんでは無いと思います」
「そう.....か」
まぁそう言われればそう思えない事もない
ここまでひ弱な性格をして居なかった筈だ、アランは
だが顔が似ている.....まぁ、あまり追求するのもアレだしな
本題に戻そう
「まぁ、それは後で良いや、で.....何でも屋で働きたいって....?」
「えっと......僕も復興の手助けになりたくて....」
「そうか......じゃあ良いぜ、建設現場の手伝いとかあるが....大丈夫か?」
「はい、大丈夫です!」
「で、キミがアランくん?」
「はい!」
「ウチは薬草とか薬の調合の材料を売ってる店でね、
キミ、この薬草を分けてみて?」
「はい」
「コレがこうで.........あ、店長さん」
「んー.......キミ凄いねえ.......この薬草とか素人じゃ効能分かんないってのに........あ、別に意地悪って訳じゃなくてさ、テストのつもりだったんだけど.....こうもアッサリクリアされちゃおじさん嫉妬しちゃうなぁ」
「え、あ、そ、その」
「褒めてんだから喜びなって!さ、開店するよー!」
「は、はい!」
「そんで上手くやれたのか.......良かったなアラン!」
「はい、ありがとうございますドヴァーズさん!」
「ふむ.........」
名前まで同名、しかも顔までそっくりだと.....?
嫌......でも........
「ユウトさん、どうしたんですか?」
「あ、ああいや、大丈夫だ」
.......まぁ、ほっといても....大丈夫か......
深夜、邪教団のアジト
『.......太陽が月に消える日......』
『その日が作戦を開始する日だ、いいね』
「はっ!」
『よし、じゃあ今日の会議はかいさーん』
『......ふふ、その時こそ.........世界の終わりだ.......』




