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セカンドライフ 〜勇者の物語のその後〜  作者: 丸目まる
第3章 〜復興、対するは魔人〜
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第十二話 〜平和への復興〜

ストラナ国、避難民専用住居

「おーい!そっちの器材はあっちだ!」

「お、すまーん!」

今日も避難場所の工事は続いている

あの大災害から2週間、まだ復興は終わっていない

モスタラーダからの大量の避難民、黒い霧による多数の死者、それに黒い霧の恐怖により狂気に囚われた者や災害後の火事場泥棒による事件多発

様々な要因が複雑に絡み合い、今オレ達はーーー


「おい、そこの.....」

「あ、ドヴァーズっす」

「ドヴァーズくん、あそこの大木切って持ってこれるかい?」

「そんなの楽勝っす!」

ドヴァーズは大工や鍛冶屋の材料の運び役


「嬢ちゃん回復魔法上手だねえ!」

「あ、ありがとうございます!」

「ウチの坊主も連れてこれりゃよかったんだがな......事件に巻き込まれてよ.......」

「だ....大丈夫です!きっと治りますよ!」

「ああ.....ありがとうな!」

リリィは回復魔法を使った簡単な医者代わり


ーーーそしてオレはと言えば........

「待てーっ!食い逃げぇーっ!」

ひったくりや強盗、食い逃げの対応役として国の店を転々としていた.......



1週間前

「えー.....なんで手伝い事なんてやんなきゃいけねえんだ?」

《さっさと教団を叩き潰さないと、でも言うのか?》

「あ、ま、まぁよ......」

《言っておくがな、奴....邪神エディタルは今、我や太陽神さえも越えるチカラを持っておる、月光神や死神を吸収し、邪なる者を神化させる絶望....それが今、世界に充満しておる》

「..........」

《奴の居場所すら分からん、その状況で無理に動くのは無理だ......》

「まぁ.........そうだけどよ..............」

《そう不貞腐れるな、我々が少しでも希望を与えるのも奴等に対抗する手段じゃ》

「そうだよな......よし!リリィ!ユウト!」

「ん?」

「はい?」

「何でも屋やろうぜ!」


「その結果コレか.........はぁ........」

余りの仕事量にため息が出る

「おーい!ユウトー!」

「ドヴァーズ?、どうしたー?」

「昼メシ持ってきたんだ、リリィも一緒に呼んで食おうぜ!」

「そうか、すいませーん!昼休憩しますー!」

「はーい!お仕事ありがとねー!」


「にひても.....むぐむぐ」

「食ってから喋れよ......もぐもぐ」

「んっく.......にしてもよぉ、ぜんっぜん復興進まねえな.....」

「あれだけ災害がひどかったんだ....オレ達が止めなきゃ、人類も魔物も.....」

「.....そうだな.....」

「暗い話はよして、ご飯を食べましょう?」

「あ、ああ」


死滅神王との戦い......

アレを見た人々が希望を持てたとはいえ......それが長続きする者は少数だった

魔物の国は滅び、魔王も行方不明

龍王や人王も会議が長引き、今では王の転換期とさえ噂されている

兵士やギルドの面々も、悪しき神の急な介入により士気が低下、下兵はほとんどゴロツキになりかけ、上層の指揮官や騎士も会議により人に姿を見せず...........

正直言って、ズタボロの極みだ

それでも.....

「諦めちゃ、いけないしな」

「お、にいちゃんカッコいいねえ!よーし!その調子に乗っかってオレも頑張るぜぇ!にいちゃんもちゃんと頑張ってくれよー!」

「はい!」



「さあみなさん.....エディタルを崇めるのです.....この世の恐怖を取り払ってくれるでしょう.....」

「エディタル様!教祖さま!」

『ふーむ、邪教団も順調だねえ.........さてと........』

赤黒いローブの男が扉を開け、牢獄を覗き込む

『やぁ.....キミも中々魔力を蓄えてるねぇ..........』

「u..........a..........」

『まぁそりゃそうか.........この国の魔力をぜぇーんぶ吸い取ってるんだから......あはは......!』

「u...........go.......a........」

『ううん......唸ってばっかじゃ何も分からないよ.....なぁーんてね....ハハ、喋らせないようにしたのは僕なのにねぇ?』

「Go.......!gugagagaaaaaa!!!」

『おおこわいこわい、ってね...........ま、聞き取るの面倒だから喋らせたげる」【封印解除】

「う........ごろず......殺す....!殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺すっ!」

『あはははははは!今キミ最高に面白いよ!殺す殺す言っといて牢獄から出れないとかさぁ!もうさいっっっっっこうに!..............くだらない、なぁ』

『やっぱ虐めんのもつまらないなぁ......はー、やっぱ、勇者クンが1番気になるかなー』

『なんつったっけあの、聖.....聖龍神だっけ?』

『アレと戦うのすっっごいたのしみだなぁ.....ふふ......あはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは.................早く...ココまでおいでよ、勇者......嫌..........レン........』

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