表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
断編集会ネタ置場  作者: 試行錯誤迷走中
4/4

断編・その3 弐




【暇潰し程度にして下さい会話】


とあるイベントの日な学校の帰り道での一コマ。








翔「おーい、隼ー」

隼「何だ、実はぼっち」


翔「え?何言ってんだよ、お前俺の親友だし。俺はぼっちじゃ」

隼「いや違うけど」


翔「え?」

隼「え?」


翔「…あのさ、隼。俺ら親友じゃないの?」

隼「え?知人だろ」


翔「え?そうなの?」

隼「まぁ、友人と言っても過言じゃないかもな」


翔「え?ほんと?」

隼「まぁ、嫌いじゃないと言っても過言ではないかな」


翔「……ま、まさか、隼…俺のこと…好き、とかじゃ」

隼「いや、俺の好みには合わないから、もう付き合うのやめようか」


翔「待って待って!友達で!友達でいいから、止めないで!!」

隼「まぁ、冗談はさておき」


翔「冗談か、良かった…あ、何?」

隼「いや、呼び止められたんだけど、もう行っていいな?」


翔「待った!用があった!すっごくあった!!」

隼「さっさと言え。三秒以内。三、」


翔「えっ?えぇーっと、あのs」

隼「零。よし、俺もう行くわ」


翔「えぇ!?二と一は!!」

隼「お前が喋っている間に言った。心の中で」


翔「聞こえてないぞ!?それに、それ言うなら頭の中だろ?」

隼「…知らないのか?心って脳にあるんだぞ?だって考えるのって頭だし。だから俺は、相合い傘の上にもハートじゃなくて脳みそを描かなくちゃいけなくて面倒だと思ってる」


翔「え、そうなの?脳みそかぁ…ごちゃごちゃして描きにくそうだね」

隼「だが、その苦難を乗り越えてこそ、怨念が篭るのさ」


翔「怖っ!!怖いよ!?」

隼「それが人間ってものだ…って誰かが言いそうだよな」


翔「誰だよ!」

隼「さぁなぁ…想い敗れた者達の遺言だったりするとかしないとか」


翔「だからさっきから怖いって!!何なの、機嫌悪いの?」

隼「ほう、良く分かったな。お前にしちゃ大したも…あ、今日は俺こっちに用があるから。じゃ」


翔「えっ」

隼「俺、お前のホワイトデーのお返しを考えんのなんて真っ平だからー」


翔「え、え?…え!」

隼「じゃなー…せいぜい悩むがよいわ、絶滅的リア充絶滅しろ…」


翔「え?ま、待てよ隼〜!頼むから!」

隼「……」


翔「速っ!!」



俺はこうして平穏な家路へ着いた。ふはは、後は一ヶ月間どうにかして奴を巻きまくるぜ!








隼と翔は小学生からの付き合いで仲は決して悪くないが、隼は時々(イベント時期とかに)無性に他人になりたくなる。

何故なら、いろいろと巻き込まれるからさ!




それでは、ここまで読んで下さりありがとうございました。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ