断編・その3 壱
【暇つぶし会話】
以前の活動報告からの移転文章です。
短めの会話文らしきものです。
隼「さて、本日は11日。侍の日です。なので、今日は戦国時代っぽい話をしようと思います」
?「待て待て!何でそうなる!」
隼「おや、浮気してないどころか彼女すらいないくせに浮気くんではありませんか」
宙「名字で呼ぶな!!あとその気色悪い丁寧語を止めろ!…で、なんで11日だと侍なんだよ」
隼「へいへい。でなミチ、一月が31日まで無い月を『西向く侍』(2、4、6、9、11)って語呂合わせで覚えたりしただろ?だから侍」
宙「あー、何か聞いた事あるようなないような?そんなのあるんか」
隼「なんか昔、侍が腰に差した…脇差し?と、太刀?の二本の刀が11に見えるのが由来とか聞いたような気がするけど詳しくは知らない。…で、続きなんだけど」
宙「ふーん。どぞ」
隼「漢字についての説明ってあるだろ?由来じゃなくて、文字の意味に対しての解釈っていうか」
宙「あー、『人という字は人と人が支え合って出来ている』…とかそーゆーやつ?」
隼「そうそう。でさ、俺が小学校の時に、漢字の作りを考えてみようって宿題があって、その時の解釈を思い出したんだけど、今考えると何でそんな解釈になったのかと思ってさ。聞く?」
宙「へぇなんか面白そうだな。暇だし。どぞー」
隼「その時俺が使ったのが『人』だったんだけど…文章は忘れたから意訳な。『人という字は、小さな人…力の弱い奴に、大きな人…力の強い奴が、必死に支えようと踏ん張っている姿をガン無視で踏ん反り返って腰掛けて出来ています』」
宙「へ?…それはそれでどうかと思うけど…それのどこが戦国時代っぽいんだ?」
隼「ちなみに、これにはまだ続きがある」
宙「…どぞ?」
隼「『入るという文字があります。これは小さい方の人がとうとう立ち上がりました。農民の一揆です。がめつい領主の屋敷に討ち入りました。つまり下剋上です。ざまぁみろ』…みたいな」
宙「おま…これ小学生の時の話だったっけ?」
隼「たしか三年生だ」
宙「なんつー小三だ。どんだけ捻くれてんだ」
隼「我ながらそう思う。たぶん、その頃祖父と従兄弟に時代劇のドラマやらアニメやらに付き合わされまくってたからだろうけど。あと演歌とジャズ。全く興味なかったし、布教者には諦められたけど」
宙「…訂正。お前らしいわその小学生。ゴーイングマイウェーイ…」
隼「何だと?数多の部活を取っ替え引っ替えしまくった浮気チュウめ」
宙「だから名字で呼ぶなっ!!名前を読み間違えんな!!俺の名前はミチだ!!チュウじゃねえ!!あと部活は取っ替え引っ替えしてねぇよ!!小学校の時と同じ部活が中学に無くて、高校でもどっちも無かっただけだ!!」
隼「ちなみに所属は?」
宙「え?小学が野外地理部で、中学が近隣生態調査部という名の釣り部」
隼「マイナーめ」
宙「なにぃ!?マイナーのどこが悪い!!」
隼「本人は面白くても、部員が集まらない。設立しようにも、なけなしの名前のみな幽霊部員をかき集めたまでは良かったが、しかし顧問はつかないという悲しい運命を辿る道」
宙「正論だ?!…くそぅ!この無所属め!!」
隼「正論って…やったのか。お疲れ、現在は野球部員。やっとメジャーにこれたな。人数足りなくて試合出来ないらしいけど頑張れ。無所属は陰ながら眺めていてやろう」
宙「眺めんなよ入れよ!入らなくても応援くらいしろよ!!」
隼「分かった。何もしない。応援もしない関わらない。さようなら」
宙「そんなに嫌か!!」
隼「うん」
宙「即答?!」
こうしてしばらくミチで遊んだ。…あれ?俺は何の話をしてたんだっけ?
※この話はフィクションです。会話の内容は本気にしないで下さい。
ちなみに彼らは脇役です。
本来は隼視点のハーレム野郎をたまにおちょくりながらのほぼ傍観ストーリー。
宙に致っては、稀に現れる通りすがり程度のキャラでした。
なのに主人公より先に日の目を見ることに…。
だが本編の投稿予定は未定です。