紫苑
天使と戯れる紫苑と、情欲に溺れる棗、二人の間で葛藤する「僕」は、自己矛盾のなかで何ひとつ選ぶことができないまま生きている。毎朝「僕」は紫苑の部屋へ行く。その途中で棗と出会う。その繰り返しのなかで、「僕」の側にもやはり、天使がいるのだということに気が付く。
優しい天使――静かに降り立つ、そしていつの間にか、側にいる
2013/03/25 07:43
誘う天使――無関心、本当は我々が求めているだけだから
2013/03/26 06:17
跨る天使――混ざり合わないものを抱擁している
2013/03/27 07:28