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200文字小説集

笑顔のキキメ(200文字小説)

作者: 日下部良介

とめどなく流れる汗をふきながら客先を廻る。

こんな日に限ってトラブル続きだ。

かかってくる電話はほとんどが苦情。

その度に頭を下げるため歩き続ける。


ようやく落ち着いた時、午後6時を回っていた。

辞めようかな、この仕事…。


帰る途中、涼しい風が僕の体を包み込んだ。

ふと立ち止まる。

開店したばかりのスナックだった。

ふらっと入ってみた。

「いらっしゃいませ」

笑顔で迎える女の子。

今日初めて見る笑顔。


明日も頑張ろうかな。



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― 新着の感想 ―
[良い点] とてもすてきですね。笑顔同封。
2019/11/22 21:17 退会済み
管理
[一言] 初めまして。神通百力と申します。 拝読させていただきました。 ほほ笑ましいですね。
[一言] ほほ笑ましいですなー。
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