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回れ右して王子がきた。

「ふむ・・・。」


 悪い物件では、ない。決して。

だがよく知りもしない土地で気を急ぐのもどうかと思う。


まぁ今のくだりで考えているのは土地でも家でもなく、人間なワケだが。


「どうしてボクではダメなのですか?」


「まぁ・・・金あり、性格良し、顔も良しとくればこれはかなりの優良物件だと思うけどさぁ。

・・・・まぁぶっちゃけちゃうと、面倒臭いんだよね。」


「そんな爽やかな笑顔で言うこと!?」


 文字どおり爽やかな笑顔で言えば、相変わらずキレのいい弟のツッコミが入った。

ちなみにわたしは薄い茶髪に蜂蜜色の瞳でいかにも王子といった笑顔の少年を前にして、ちょっと混乱気味だったりする。


「あとわたし、ショタ趣味じゃないんだよね。」


「? ショタ?」


「少年好きってことだよ。きみいくらなんでも年離れすぎでしょ。」


「4~5才差くらいでしょう?」


「いや、わたしと君じゃ7・8才ちがうと思うよ。」


 可愛らしく見上げてくる(わたしの胸くらいに顔がある)少年に頭が痛くなる。

とりあえず年下に弱い姉気質なわたしとしては、どう断わろうか悩むところではあるんだけどさ。



20代後半なわたしに、15・6の少年はキツイ・・・



オチなし。

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