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回れ右して今すぐ帰れ。

「恋は戦争・・・か。なかなか的をついているじゃないか。」


「なにキャラ?ちょっとちょっと姉貴、オレだけをこの現状においていかないでよ。」


 肩を掴み揺さぶってくる弟が鬱陶しい。煩わしい。

わたしの部屋にいる男子三人・・・何故この状況にいたったかと言えば、うん、色々あった。割愛しようじゃないか。気にしてはいかん。


「まぁあえて言うのなら・・・いやんっとうとうわたしにもモテ期がっう゛えぇっ・・・気持ち悪い。言い切る前にダウン。ちょっと本気で気持ち悪かった、すまんね弟よ。」


「いや姉貴自分の言葉にダメージ受けすぎでしょ!」


「ちょっとトイレ・・・。」


「いやいやいやっ!」


 口を手で押さえ顔色を変えるわたしに本気で焦る弟。

これくらいでびびってんじゃねぇよ勇者なんでしょあんた。


「お姉さま!」


「きみのお姉さんになった覚えはないよ。」


 というか事の原因はきみだから。

『アヤトは国のために必死だったの!仕方のないことじゃない!!』と庇ったのがこのこだ。


「お姉さまのあの言葉を聞いて目が覚めましたの。わたくしずっとお父様や周りの方たちの用意した道しか進んでいなかった・・・自分の意思で決めたことがなかった・・・気付けたんですの、私は生まれ変わったのです! だから



私のお婿さんにきてください!!」



「わたしは女だ。」



 とりあえず、今すぐ帰ってください。

二度と来るなとは言いませんがドアを破壊してくるのと、本当に男かどうか疑いたくなる女装で詐欺るのはやめてください。




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