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番外:ただの日常




「不思議ねぇ・・・。」


「不思議って思ってたんだ?」



 ぱかりと、突如として部屋に乱入してきた優美はクローゼットを開けた。

ちなみに、どうやっていつの間に部屋まで侵入していたかは考えてはいけない。

というか、普通にわたしを追いかけて何度かクローゼットから向こうへ侵入していたものだから何とも思っていないとおもいきや、実は不思議に思っていたらしい。


真剣に考える姿はあいも変わらず見かけ詐欺な和風美人。見ているだけなら、いやもっと言うなら変態スイッチが入らなければ割と普通なんだけどなぁ。



「まぁそのへんはいくら考えてもわからないよ。」



「えぇ、そうなんだけど・・・これって、」



「なに?そんな真剣な顔して、どうしたの?」



 やけに真剣に考えこんでいるけれど、なにか問題でもあったんだろうか。



「これじゃぁ、綾華の部屋や寝顔やあわよくばお着替えしているシーンまでばっちり覗き見れるじゃない。」



「その突然入る変態スイッチやめてくれない?」



「だって!この向こうには飢えた男どもがいるのよ?」



「あの顔で飢えることは絶対ないと思うから!心配無用だから!」



 何を力説しやがるこの変態。

しかも綾斗がいない今、コイツの無意識のボケ(もしかしたら確信犯)にツッコむのはわたししかいないじゃないか。

なんてこった。



「無防備すぎるわ、綾華。そんなところも可愛いけど。」



変態おまえにさえ気を配っていれば大丈夫だから、ちょっと待って、一旦落ち着こうぜ。」



 なんだかやばい方にスイッチが入り始めたため逃走の準備に入ろう。

というかなんでコイツ部屋に入れてしまったんだわたし。

いやそういえば気がついたら後ろにいたんだった。怖いわ。リアルホラーだった。



「女の子が何言ってるの。」



「・・・邪魔しないでくれる?」



 怪しい雰囲気で迫ってきた優美の首根っこを捕まえてくれたのは白髪蒼眼だった。神か。

ありがとうオカン。

魔王を睨んでいる優美の顔つきがとてもじゃないけど直視できない邪悪さがあるけど。



「君もその手やめたら?」



 呆れたように言われた。いや、わたしだいぶ必死だったからその呆れの視線はやめていただけませんかね。

とりあえず、逃げる隙を作るため握りこんでいた拳をおとなしくといた。



「ところでなんで魔王がこっちきてんの?珍しいね。」



「なんか勇者に泣きつかれて・・・」



「あぁ。」



 前わたしを一瞬でもかばったあと酷い目みたって・・・まぁ内容は聞かなかったけど。

この変態に勝てるのは凛々以外には魔王くらいしかいなかったんだな。

ていうか、二人共凄みあっているわりになんかあれ。




「美男美女でお似合いだよね。」




 うん、謝るから優美の首根っこの手を離そうとすんな。

しかもそこまで嫌そうな顔しなくてもいいんじゃないかな!

まぁわたしは言われたら心底嫌そうな顔するだろうけどな。









「まぁ助かったわけだけど、勇者が魔王に泣きつくってどうよ。」


「いや仕方なかったよね!逆に感謝すべきだと思うよ!」



今回はなんのネタもなかった。

でも書きたかっただけなのでなんかグダグダに・・・。(-"- )

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