番外:紅茶か珈琲、どちらかと言えばココア派です。
「白g・・・魔王っていくつ?」
「事実ながら失礼なこと言いかけたよね。25だよ。」
くっ・・・年下か。
というよりわたしの周りに年上はいるのだろうか・・・いやいなかったな。
「シアナはオレと同い年だってさ。」
さすが我が弟、問われる前に答えたな。
「ユキは?」
「185歳です。」
「ふぅん・・・・え?」
しれっと言うから思わず二度見してしまったじゃないか。
え?まさかの100歳超え?それでその肌の艶とハリはなにかな喧嘩売っているのかな。
「吸血鬼は魔族の中で最も長寿なんです。」
そういえばそうだった。
魔法とか魔物とか魔王とかいる世界だった。
なんかそんな世界にいるにもかかわらずファンタジー要素少ないから失念していたよ。
「そういう君はいくつなの?」
「女性に年齢を聞くのは失礼に値します。」
「うんわかった。そういうことを言わざるを得ない年齢なんだね。」
どういう意味だそれ!
喧嘩売ってる?あきらかに喧嘩売ってるよね挑発だよね。
ふっ、安心しろそんなものには乗らないから!
「27でしたよね。」
「・・・何で知ってるのかなユキ。」
ちなみに綾斗は17。年の差開きすぎて実は姉弟じゃないんじゃねーの疑惑をかけられた。
確かに綾斗わたしと違ってイケてる顔してますけど?残念ながら実の姉弟です。遺伝子の神秘だね。
綾斗は極端な母似なんですー。わたしは極端な父似なんですー。
何故あんな美人な母がぱっとしない父と結婚したのか今だに謎だ。