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番外:ひき始めが重要。


 突然だが、ゴホゴホとせきが出てなんだか寒気がして体がダルイ。



「姉貴!大丈夫か!?」



「お姉様大事ありませんかぁ!?」



「・・・・ぅうるっせぇぞテメェらぁ!!しばき倒すぞゴラァ!!!」



 どこかの鮫さん並に大声出した。なんか苛々するし・・・風邪だわこれ。

顔を真っ青にして謝ってくれたおかげでだいぶ冷めたけどさ。何がって、頭が。



「コラコラ、大声出さないのー。」


 ごめんなさいオカンと言ったらとても冷たい目で見られた。とても冷たい目で。

さすが王様なだけある、とても怖い。



「風邪うつったりしたら大変でしょ。ほら、関係ないのは出て行ってねー。」


 絶対零度の微笑で二人を追い出した。

さすが王様・・・腹黒ではないがオープンらしい、黒さが。






「ここまで酷くならないと風邪だって気がつかないって、馬鹿なの?馬鹿だよね君。」


 その罵倒は愛情の裏返しだって信じてる。じゃないと心身ともに寒くなる。

風邪のせいかテンションがあらぬところにいってしまっているわたしを無視して白衣の天使ならぬ白衣の悪魔は溜息を吐いた。


白髪蒼目が呼んだ医者のラインさんだ。


緑の髪に黒い角と尻尾が見えるのはわたしの幻覚だろうか・・・だとしたら末期だ。

ゆらゆらと揺れる尻尾を掴もうとしたら叩かれた。ちょ、病人。


「その声でお姉ちゃんって呼んでくれればわたしは全回復します。」


「お薬出しとくからねちゃんと飲んでねー。」



 スルーとは手ごわいなさすが医者・・・いや関係ないか。

紫髪のポニーテール、もしくは緑の鱗柄のバンダナ額に巻いてください。いや声だけが一緒なんだけどね。



「悪魔っていうより小悪魔ですよね、装いからして。」




「白衣きてるでしょ。じゃぁまたくるから、次来るまでには治しといてね。」





 ツンデレか。







「典型的ではあるけど、やっぱりツンデレだよね!」


「・・・・ふぅん、」


「え、なにその反応辛い。」





そういえば誰ともくっつかずに終わったよなこの話。

というより主人公に恋のこの字もなかったことが問題か・・・( ―〝―)

そしてまたも分かる人しかわからないネタ・・・というより言い回し。

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