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回れ右で聖なる日。

　さて突然だが、２月１４日とはヴァレンタインデーだ。

ヴァレンタインデーとはもともとどっかの国の女神のなんかの祭りらしい（曖昧にもほどがある。）。

チョコレート云々というのはお菓子の売上をあげようという策略でしかない。と思う。

「というわけで、そんな策略に乗ってやろうじゃないかと思う。綾斗が。」

「オレ！？」

　とりあえずチョコタルトが食べたい。ベリー系のフルーツがたくさん盛ってあるやつ。

まぁヴァレンなんちゃらという聖人がいるはずもない異世界にヴァレンタインなどあるはずもないわけで・・・まぁぶっちゃけると、チョコタルトが食べたいだけだ。

「ほら、今逆チョコとか流行りじゃん？」

「いや異世界だから関係ないよね！？」

　ていうか自分で無関係って言ってたじゃん！　と吠える弟は無視。

とりあえず、そのへんにいたロキくんと白髪とアンジェちゃんに言ってみたら、チョコくれるらしい。やったね。

まぁ白髪なんかは溜息ついてたけど・・・。

「ほら、みんなくれるって。いやーいい人ばっかり。」

「いやいい人ってか、惚れた弱みにつけこんでるだけじゃねーか！」

　いやいやわたしそんな悪どいことしねーよ！

まぁ心の広いわたしはその発言は流そうと思う。

「そういえば綾斗ってモテてたよね。どっかの部長みたいにチョコ貰う練習でもしとけば？」

「一応聖なる日ではあるから聖書だけに？」

「うーん、あんまり上手くはないかな！」

「言ったオレが一番わかってたよ！！」

なんか本文短い・・・しかたない、ヴァレンタインだもの。

そして私・・・今年はチョコ、後輩からたくさんもらいました(｀・ω・´)＋