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回れ右して小鳥を拾った。

庭を散歩していたら空から鳥が飛び掛ってきたようです。


突然だが鳥の話をしよう。


いや、鶏がらスープが美味しいとか鳥の腿肉美味しいとかそういうグルメな話ではない。

単純に鳥の話。


そう、鳥はとても軽い。

何故か。それは鳥は空を飛ぶために骨まで軽量化されているからだ。

そう、だから・・・


「君は病気じゃない。断じて。」


「うえぇええぇ・・・だっでぇ、綾斗がぁ・・・」


「いやだってけっこうな高さから落ちてきたのにあんな軽いなんて・・・」


 綾斗、お前は少し黙っとけ。

深い溜息をつきながら目の前の少女を見る。

波打つようなブロンドの髪にエメラルドの瞳。全体的に白で統一されている清潔感溢れる服装。


きわめつけは、その背に生えている翼。


「いやだからぁ、君らみたいな空を飛ぶ生き物は全体的に軽いものなのぉ。

だーかーらー、そんなに落ち込む必要はないよ。」


 何かだんだん面倒になってきた。

しかもだからって二回も言っちゃったし。


「そうですがぁ・・・?」


 とりあえず顔を拭きなさいよ、可愛い顔が台無しじゃないか。

ここで拭いてあげるってわたしそうとう優しくない? まぁいいや。


「はい、解決ー。君もこれからは容易に他人に抱きつくのはやめようね?」


「・・・・・はい!」



 笑顔で言えば一拍遅れて元気な返事が返ってきた。なんか子犬拾っちゃったみたいな気分になってきた。


・・・・まぁいいや、可愛いし。


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