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恋文としては拙すぎる独り言

作者: 緋色
掲載日:2026/10/13

あなたは今、なにをしてるでしょうか。

ああ、一度は捨てられて、捨てて、他で埋めて、それでも何故かあなたといた時間だけが消えないのです。わたしは今日もあなたを思います。

離れたきっかけは、あなた。

離れることを選んだのは、私。

だから、でしょうか。

最後、泣いていたあなた。

元気でね。と励ましてくれた、あなた。

怠慢なのはわたしでした。

愛がある時、その時だけが二人ではないのですね。

わたしはかまけて、委ねきってしまっていました。

大丈夫ですか。

元気で、やっていますか。

私は大丈夫、と言い聞かせて生きています。

苦しいのも悲しいのも、哀しいのも、ひとりで抱えています。

少しは軽くなりましたか。

私が背負わせてしまっていた重荷は無くなりましたか。

私は、あなたから貰っていたものが無くなり、少し軽くて。

軽すぎて。

どうやって動けばいいのか分からなくなりました。

不思議ですよね、身軽になったはずなのに。

1歩も動けないみたい。

こんな気持ち、あなたもそうなんでしょうか。

それは少し嫌です。

わたしのせいで、あなたが苦しいのは本意じゃない。どうか前を向いて。私を忘れて。あなたがまた新しい相手と前を向けるように願います。

出来るならば、また、いずれあなたに会いたい。

会って全部話したい。有耶無耶にしていた全て。

長くなりましたね。僕は何故か今でも、あなたを探しています。あなたの学校があった駅。お互いの最寄り駅。近くの病院、あなたの家が近いスーパー。どうしてか、考えてしまいます。

素直になれないわたしは。

あなたのことをきちんと愛せていたでしょうか。

わがままな初恋でごめんなさい。

最後お互いに根を残さないように別れたはずなのに、まだ探していてごめんなさい。

会ったところで何を話せばいいのかも分かりません。この気持ちが未練なのかも、分かりません。

ただあなたはいい恋人(ひと)でした。

私には、勿体なかったです。

ああ、考えつきました。

ありがとう。ごめん。これだけは伝えなくては。

後は思いつきません。こんな一方的な恋文かどうかも分からない。自分の気持ちを書きなぐった拙い文では。

また朝日が昇り、月が成り代わる頃。

わたしはあなたをきっと。思い浮かべているでしょう。想っている、とは言えないのは私の弱さです。許してください。

また、どこかで。あなたにきっと、ちゃんと伝えます。

なんてことない、後悔の話。


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