グレイアムス魔法大学
蕾から少しずつ咲く桜、街道の両脇をピンクの花びらが舞い、道行く人の気分を明るくさせる。
僕達の前途はとても明るいと、校舎へ向かう道中囁き掛けられてる気分だ。
4月、瞬11歳、グレイアムス王都魔法大学生
これからの事を考えるば考える程気分は前向きに明るくなり、何でも出来る自信があった。
「ミユ、入学おめでとう」
「瞬、入学おめでとう」
「俺達はここで共に一流の魔道士になるべく学び、見聞を広めてく、俺と共に頑張ってこう」
「瞬は既に一流の魔道士じゃない、なんだって出来るわ、楽しくやっていきましょ!」
グレイアムス魔法大学に学年や卒業は無い
必要な単位を取得し、自主的に卒業する
平均的には3年で卒業する。ずっと大学にいる変わった人もいるみたいだ。早い人は2年で卒業する。
入学のこの日、俺とミユは校長室に呼ばれた。
「「入ります」」
「ようこそ!グレイアムス魔法大学へ!私は校長のウィルです。貴方がたを歓迎致します。
最初に言って置く事があります。貴方がたの魔法は大学の上を行っています。なので魔法の単位は全て免除致します。貴方がたに必要な卒業資格は論文だけとします。従って今論文を書いて卒業する事も認めます。貴方がたはどうされたいですか?」
校長は30前半の明るくとても聡明そうな男性の印象、きっと物凄くやり手で校長までなったのだろう。
「僕はまだ将来こうしたいという夢を模索中です。
この大学で夢を探し、手段を探し、良き隣人を探し、魔法の研鑽をし、有意義な時間を作って行ければと思っています。」
「私は瞬の夢を応援し、共に過ごして行きたいと思っています。」
「分かりました。ここは王都の一流の魔法大学です。
貴方がたの応援を致します。
沢山の才有る方がいますのでとても刺激的で、良き隣人に恵まれる事と思います。あぁリンカーン王太子様ともお近ずきになられたのですね!素晴らしいです。
貴方がたは魔道士にもすぐになれる事でしょう、今は魔法の研究をしながら、成すべき道を模索するのはとても良い時間の使い方かもしれませんね。
貴方がたの研究室を用意しましょう、それと必要であれば貴方がたの好きな学生を助手にしてください。
それがこの大学の、強いてはこの世界の発展に繋がります。瞬さんの見せて頂いた飛行魔法、あれには無限の可能性を感じました。1学生で有り1研究者という立場でお願いします。
あぁそれと貴方がたのお店、とても美味しかったです、ラザニアを注文しましたがとても美味しくて、学生が学食では無く貴方がたの店に行く理由がよく分かりました。
必要であれば大学から出来る事は支援致しますので言ってくださいね。もしお店が繁盛し過ぎるようでしたら、大学の食堂を貴方がたで運営してみてはいかがですか?」
相手を客観的に観察し、長所を伸ばし、良い所を取り入れようとし、時期を見逃さない。だからこの人は校長になったのか、俺はそう思った。
「そこまで僕達に配慮して頂きありがとうございます。
研究室は凄く助かりますので、この大学にとって有意義な研究になるよう頑張ります!
僕達のお店の方は今の所は大丈夫そうですが、確かにこのままの勢いですと、少し手狭になる事は考えてました。前向きに考えさせて頂きます。」
「はい、貴方がたの活躍に期待しています!話しは以上です。」
「「失礼致します。」」
とりあえずミユと食堂に見に行った。
1年数ヶ月振りです皆さん!大変お待たせ致しました!無理のない範囲で少しずつ執筆出来ればと思い、投稿させて頂きます!1日1話と考えてますが、連続投稿や投稿ない日もあるかと思いますが、私のやる気がある時の話しが1番面白いと私は思ってるのでお付き合いお願いいたします!これからもマジック☆ライフをよろしくお願いいたします!