旅立ち
6歳になった
「瞬したくは出来た?」
「うんまぁ特に荷物は無いしね」
「じゃあ元気でね」
「俺は...ユズルのお蔭で生きてこれた、別れるなんて辛すぎるしやってける自信もない、一緒に来れないか?」
「私は妖精、森と共に生きるの、それに人間の所に私が行くと皆びっくりしちゃうよ、瞬!君は要領が良い、どこでもやってけるさ」
「また戻ってきても良い?」
「何か土産話持ってきてね」
「ユズル、第一印象から君に決めていた」
「だからそうゆうのは大人になって好きになった人にね!」
「じゃあ俺は行くね」
「西に2日歩けば人間の街に着くからね、元気で」
俺はユズルをしっかり見て西に向かった、また会えるさ。
2日歩いたら森から抜けた、遠くに街っぽいのが見える。道中はうさぎとイノシシを狩って食を繋いだ。道筋を街に向かって歩いた。
馬車が後方から近ずいて俺の所で止まった。
「ぼうず、何してるんだ?」
「街に向かってます」
「キラーラビットにワイルドボア...それはどうしたんだ?」
「森で狩って持ってきました、食料か金になれば良いと思いまして。」
「そりゃあどっちも金になるよ、他のパーティーメンバーは?」
「俺1人です。」
「1人でワイルドボア仕留めたのか!?Cランクの魔物だぞ」
「まぁなんとかなりました。」
「ぼうず、名前は?」
「瞬って言います」
「瞬って呼ばせてもらう、俺はショーンって言うんだ、行商人だ、東洋人か?珍しいな、まぁ良い、カーダの街に向かう途中だ、乗ってくか?キラーラビット1匹で良いぞ」
「ありがとうございます、よろしくお願いします。」
うさぎを1匹渡した。荷台には剣を持った背の高いシブい男と弓を持ったイケメンな男が居た。きっと護衛だろう。
「お邪魔します」
「おう」
「はいどうぞ」
「1時間ちょっとでカーダだからな」ショーンが言った。
俺はドキドキしていた、生まれて初めて人と会ったし、会話したし、会話がちゃんと通じたからだ。
ユズルに感謝した。
道中揺られる。シブい男は静観し、イケメンはチラチラこっち見ている。
「ワイルドボアを持っているって事はカーダの森に行かれたのですね、剣も弓も使えなそうですが、どうやってワイルドボア狩ったのですか?」イケメンが言った。
俺はドキドキしていたが考えた、魔法使いって言って良いのか?ユズルの事もあるし。ここは適当にはぐらかした方が良いのではないか?
「森に入ったらイノシシが弱ってたので槍で突きました。」
「ふーん」
沈黙、俺は何か間違ったか?人見知り発揮してる、この人達良い人かどうか分からないし、とりあえず様子見。
カーダの街の門に着いた、門番が身分証明書を見て行く。
「おい、お前、身分証明書を出せ」
「持ってないんですけど」
「お前どこから来たんだ」
「東の方の小さい村から来ました」俺は嘘を付いた。
「身分証明書も冒険者カードも無いのか?」
「はい、有りません。」
「身分証明書無しは通行料銀貨2枚滞在料月銀貨3枚だ」
どうしよう俺金なんか持ってないよ。
するとショーンが「ワイルドボア銀貨5枚で買ってやるぞ」
「よろしくお願いします。」
俺はカーダの街に入った。




