リンカーン王太子
2月、ノエル区の自慢亭が完成し、カーダから呼んだ従業員も無事に着き、グレイアムスの孤児も出勤して来て、営業を始めた。営業して1週間も立つとクチコミで爆発的な人気店になった。俺とミユは会計しながら店の様子を見守った。
「瞬君ここでも無事に自慢亭だせたね。」
「あぁ良い立地の土地が売ってて俺達はついてるぞ。」
客層の7割は学生さんって感じだ。安い学食もあるのにうちに来るって事は、美味しい物は正義なのだろう。
ガスターとアレクは相性が良いのか仲が良い。2人で良く味の研究してるみたいだ。
お昼時を過ぎ、従業員も、お茶してるお客さんも思い思いに寛いでた。俺とミユもグラタン食べながら新聞読んだりしてた。
カランカラン
「瞬君はいるかい?」
長髪金髪の高身長のイケメンが入ってきた。
「はい、僕が瞬です。」
「君かい、俺はグレイアムス、リンカーン。グレイアムス王国の王太子だ。ちょっとお話したくて来たんだ。」
「王子様ですか、ささ奥の席へどうぞ、パンケーキとミルクティーはいかがですか?お勧めですよ。」
「では頂くとしよう。」
「アレク、パンケーキとミルクティー2つずつ頼む。」
俺は王子と向かい合って座った。
「実はキース辺境伯から色々聞いてて瞬君をよろしく頼むとの事でね。俺も興味があって、11歳で店を経営しAランク冒険者で大学を首席入学する人をさ。是非お近ずきになれたらと思うんだ。あぁ俺も大学今年入学したんだ、歳は15歳だ。」
20歳位かなと思ってたらミユと同い年なのかと思った。
「王子様にそういって頂けるとは光栄です。お近ずきになれるとは僕達もついてますね。この王都に来て2ヶ月少しです。」
「瞬君、リンカーンと呼んでくれないか?身分で人と接するのは嫌なんだ、1人の人として接して欲しいし、瞬君とも普通に友達になりたいんだ。」
俺は王子様の身分をかさに着ない物言いに好感を持った。
「わかった、リンカーン君と呼ぶね。王宮から大学に通うの?」
パンケーキとミルクティーが来た。
「わぁ美しいビジュアルだね、うん、美味しい!これは流行る訳だ。そう、俺は王宮から通ってるけど、ノエル区で家を探してる所でもあるんだ。」
「リンカーン君、僕とミユとSJはここの3階に住んでてね、部屋もかなり余ってるんだ。適当な所が見付からなかったら良かったらどう?ご飯も自慢亭で食べれば良いし。」
「そんな、良いのかい?そう出来るならかなり助かるよ!ここの食べ物は絶品だからね、そうだね、諸経費として月500金貨でお願いするよ。」
新しい隣人とパンケーキでのどかに過ごした。




