クッキー
ご飯屋さんの鮭の塩焼きは美味かった、パンと甘くないコーンポタージュはまぁ仕方ない。
「マイケルさんご馳走様です。」
「おう、これ位で感謝されるなら毎日でも良いぞ。」
「そろそろ屋敷で社交ダンスの練習なんですが、ラウラとお菓子食べようと思ってます。クッキー売ってる所有りませんか?」
「お菓子は結構高いぞ、まぁお前は金持ちだから問題無いか、ちょっと歩いた所にシャトーって菓子とケーキ屋がある、こっちだ。」
シャトー前
「甘い匂いですね、入りましょう。」
中は貴婦人的な女性がちらほらいて男性は俺とマイケルさん2人だけだ。俺は迷わず受付に行った。
「すみませんお勧めのお菓子を金貨10枚分ください。」
金貨10枚置いた。受付の茶髪のお姉さんは固まってる。
「かしこまりました。少々お待ちください。」
「それと苺のケーキ、ホールで別にください。」
シャトーを出た。
「ずいぶん買ったな、じゃここで別れよう、またな。」
「マイケルさん!これ家族で食べてください。」
苺のケーキホールを渡した。
「良いのか?妻も息子も喜ぶよ、ありがとうな。」
「初対面の時、マイケルさんは僕にケーキ出しました、そのお礼です、それじゃ行って来ます。」
「ありがとうな、頑張れよ。」
キース様屋敷、広い部屋
「はい1、2、1、2」コーチが言う。
社交ダンスの練習、俺は運動神経悪く無いし、神センスのお陰で余裕だ。
「瞬は何でも出来るのね、私疲れたわ。」
「俺の村じゃこうゆうダンスもあるんだぞ。」
俺はブレイクダンスのウインドミルとスワイプスをした。
俺は前世で中学生の時ブレイクダンスをやっていた。凄い久しぶりにやってみたけど出来た。
コーチが金魚みたいにパチパチパクパクしてる。
他にもヒップホップの時踊るCウォークも出来るがまた今度だ。
「はーいお疲れ様です。」
「「お疲れ様です。」」
16時になった、社交ダンスは今日はここまで。
「ラウラと食べようと思ってお菓子買って来たんだ、食べながら字の勉強しよう。」
「嬉しいわぁ、わぁこのクッキー美味しいわぁ」
字の勉強を18時までやった。神センスのお陰がコツは掴んで、後は暗記すれば簡単な物は読めそうだ。そもそもこの世界の字はそんな難しくない。1ヶ月位勉学してれば大丈夫だろう。
「じゃあラウラ、帰って勉強するよ。」
「瞬、クッキーありがとう、勉強ほどほどにゆっくり休んでね、また明日。」
キース屋敷門
「ガスターさんお疲れ様です、これ食べてください。」
クッキーを渡した。
「瞬、ありがとう、その様子だと問題は解決したみたいだな。」
「はい、お陰様でありがとうございます。あの、火魔法の事なんですが、暇な時、心を空にして魔力と気を感じる練習してください、今やるのはそれです。」
「詠唱の工夫じゃないのか?」
「僕の教え通りに、必ず出来ます。」
「分かった、気を付けて帰れよ。」
「ありがとうございます、お疲れ様です。」
俺は帰って22時まで字の勉強の復習をして、眠りについた。