冷静と初心
考えろ、何か手を打たねば、ラウラは期待を裏切ると刺すタイプだ、間違いない。ラッパーみたいに陽キャなのはあれが素か?絡みづらいぞ、てか一緒にいて超気を使うし疲れる、玉子焼きの時のが距離は遠いが、考える時間は持てた、ラッキーライラック?俺はオーバードーツのバットトリップでアンラッキー過ぎる。危ない、俺もラッパーになってしまう。どんな時も冷静にCOOLにキメる、それが俺だろ?ここじゃ冷静になれない、時限爆弾の時刻を気にしながら待つようなもんだ、一旦屋敷を離れよう。
そっと屋敷を出た。
「しゅ」
「しーーーー!ガスターさん僕は夜戻ります、今日戻って来なかったら火魔法は諦めてください。」
「雨は降ってないが昨日と全く同じだぞ、なんか怖いな、これ持ってけ、手持ちが少なくて悪いな」
3銀貨貰った。
「この御恩は火魔法で返します。」
「じゃあ戻って来るんだな、なぁ瞬、も一つプレゼントだ、困ったら誰かを頼りな、1人で出来る事なんてたかが知れてるぞ」
「この御恩は火魔法で返します。」
「おう、風呂沸かすのが早いからな早く教えてくれよ。」
俺は市場に来た。
「大将肉串2つください。」
「毎度、6銅貨だよ、お、少年、3日振りか?」
「ちょっと分かんなくて、何して良いかも分かんなくて、こうゆう時は初心に帰るのが1番だと思って。」
「少年、そうゆう時は大人を頼りな、少年の初心って何も出来ず終わるだろ?」
確かにそうかもしれないな、
「大将ありがとう、マイケルさんに相談してみる」
「マイケルは良い奴だ、きっと力になるぞ。」
冒険者ギルドに来た
「こんにちはラッシーナさん今日も綺麗ですね、前髪少し切りました?」
「瞬君、こんにちは、そうゆう口説き方上手いと思うけど15歳になって気持ちが変わらなかったら言ってね」
はぁ、安心する、このテンポ、軽快に軽口言える知人、ちょっと冷静になれた。
「ラッシーナさん僕に力貸して頂けませんか?物理的に」
「何して欲しいの?」
「ラッシーナさんのシッポ触れたら僕ランク昇格審査受かると思うんです。」
「シッポは敏感なの?ごめんね、Cランク昇格審査の時は何か考えてあげる。」
「ありがとうございます、マイケルさんに会いに来ました。」
「ギルドマスターは部屋に居るわ、お客さん来てたけど瞬が来たらすぐ部屋に来いって言ってたわ、なんだろね、行っておいで。」
マイケルさん何の用事だ?気持ちは冷静になれたからとりあえず会ってみよう。